「武力による体制破壊」罪に問われた5人の被告は「偽善者」の一味:テヘラン一般革命検事長
2010年01月10日付 Mardomsalari 紙

テヘラン一般革命検事長は、「『武力による体制破壊』(モハーレベ)の罪で革命裁判所に起訴された被告5名は、『偽善者のテロ組織』〔=MKO(イスラーム人民聖戦士機構)のこと〕の一味である。また、最近逮捕されたバハーイー教徒どもは、アーシューラーの日に暴動を組織した容疑で拘束されたものだ」と語った。

 イラン学生通信の報道によると、アッバース・ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は、アーシューラー事件で逮捕された逮捕者のうちの5名が、「武力による体制破壊」の罪でテヘラン・イスラーム革命裁判所に起訴された件について、質問に答える形で、次のように述べた。「これら5名に対する起訴状は、捜査官の報告、強力な証拠、及び被告人たちの明確な供述にもとづいて作成されたものであり、革命裁判所に送付済みだ」。

 テヘラン検事長はさらに、「こうした連中はアーシューラーの日に犯罪を組織し、体制の破壊に関与しようとした。こうした行為は『武力による体制破壊』にはっきりと該当する行為だと言える」とも指摘した。

 同検事長はさらに、「これら5名は『偽善者のテロ組織』の一味である」とも述べた。

 テヘラン検事長はまた、大統領選後の混乱で逮捕されたフランス人のクロチルド・レスをめぐる裁判の現状について、質問に答える形で、「彼女については、もう一度公判が行われる予定である。裁判所はそこで、最終的な判断を下すだろう」と述べた。

 ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長はまた、現在拘束中のドバイ・テレビのシリア人記者リダー・アルバーシャー、及びドイツ国籍の人物1名については、近々釈放されるだろうとの見方を示した。

 テヘラン検事長はアーシューラーの日の事件で拘束されたその他の容疑者らについて、質問に答える形で、「彼らをめぐる取り調べは、迅速に進められている。捜査が終わり次第、起訴状が作成されることになるだろう」と述べた。

 「アーシューラーの日の暴動で拘束された者たちについては、もし彼らに容疑があるようであれば、起訴状が作られ、裁判所に送付されることになるだろう。その場合は、裁判が開始されるまで、被告たちが保釈されることはないだろう」。

 テヘラン検事長はこう述べ、さらに「容疑がかけられていない者たちについては、釈放されるだろう」と付け加えた。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:18269 )