参謀本部発表「バルヨズ計画は、軍の演習授業用のシナリオ」
2010年01月22日付 Hurriyet 紙

参謀本部は、タラフ新聞が報道した「バルヨズ計画」について、これは、「2003年の計画演習授業で使われた、高まる緊張の時代に適応するための授業用シナリオだ」と説明した。

参謀本部の発表では、クーデターへの準備としての、モスクの爆破や、飛行機の撃墜、クーデターに反対する20万人の人をスタジアムに集めるといった新聞の報道に対しては、はっきりとした回答がされなかった。タラフ紙が2日間にわたってニュースを報道した後、参謀本部が昨日(21日)インターネットサイトに載せたこの話題に関する発表は次の通りだ。

■高まる緊張の時代に対応するための、授業用シナリオ

1 – 第1軍司令部によって2003年3月5日~7日の期間に使われた「計画演習」に関する様々な疑惑と論評がメディアで取り上げられている。

2 – 問題の「計画演習」は、参謀本部の「2003年~2006年度演習実施プログラム」に含まれていたものである。

3 - 「計画演習」の目的は、外からの脅威に関して準備された行動計画を発展させること、そしてそれにかかわる人材教育にある。「計画演習」は、徐々に高まる緊張の時代に適応するためのシナリオの一環として行われた。第1軍司令部の管轄の地域で実施されたこの「計画演習」では、軍の後背地域安全保障や、戦争状態(への対応)、戦争を必要とする状況が起こる状態で適用される戒厳令といった課題がとりあげられた。

■報道の目的は、社会に不安を生みだすことだ。

4 - 理性的で良心的な人間にとって、この「計画演習」に関して報道された疑惑を、認めることは不可能である。

5- 問題の疑惑を真に受け、それについて解説したり不正確な情報を流すことは、社会に不安を生みだすことを望む人々を利する行為であるとみなしうる。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:18317 )