テロ組織アルカイダに対しトルコ各地で一斉に掃討作戦が行われた。
イスタンブルをはじめとする16の県で140人が逮捕された。この対アルカイダ作戦で、イスタンブルで同組織のトルコ責任者M.P.、イスタンブル責任者ハカン・カラカヤ、軍事組織責任者アリ・ヤルパズオールを含む25人を逮捕した。29の場所に対して行われた奇襲で、ロシアやMKE製の手榴弾、トカレフなど含む拳銃、散弾銃が押収された。イスタンブルで行われた作戦では逮捕者に教師、イマーム、作家などが含まれることが明らかにされた。
■武器を使った訓練
組織メンバーがアルナヴトキョイのピクニック場とドゥズジェの高原でテントを張り、武器を使った訓練をしていたことが明らかにされた。訓練を終えた組織のメンバーはパキスタンを経由してアフガニスタンに送られた。組織メンバーは同国のタリバンの戦列に参加し、NATO軍に対し攻撃を行った。ハカン・カラカヤとヤルパズオールは(イスタンブルで2003年に起こった爆破テロについて有罪の確定している)ロウアイ・サッカと親しい友人であり、刑務所を訪問したことも明らかとなった。
カラカヤとヤルパズオールが11月15日から20日のテロ実行後に逃走したイラクでアメリカ軍によって殺害されたハビブ・アクタシュとも生前友人であったことが分かった。
■他の県でも
この作戦で、アダナで拘束された20人のうち16人が逮捕された。アンカラで5人、コジャエリで20人、メルスィンで15人、ブルサで10人、エラズーで8人、ムシュで6人、マラトヤで6人、シャンルウルファで6人、ガズィアンテプで5人、サムスンで4人、イズミルで4人、エルズルムで1人が逮捕された。ヴァンのユズンジュ・ユル大学キャンパスで学生やインターネットで知り合った人々にアルカイダのプロパガンダを行った同大学の教員M.E.Y.を含む計5人も逮捕された。
■テロの準備
拘束された組織メンバーがイスタンブル、イズミル、アンカラでアメリカ、イギリス、イスラエルを標的としたテロ活動の準備を行っていたことが明らかにされた。攻撃予定の標的に関する写真や図面を作成していたことが分かった。ある警察幹部は、「組織の武力行動部隊と幹部たちが拘束された。彼らは大規模な行動に備えていた。」と述べた。別の県で拘束されたアルカイダのメンバーがこの県で検察官に引き渡される予定であることが明らかにされた。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:18323 )