1657人が行方不明!―警察、不明児童データバンク開設へ
2010年01月27日付 Zaman 紙

警察本部は、日に日に増える行方不明の児童を見つけだすためのデータバンクを開設した。「女性と家族問題担当」省が協定書に署名した後開設されることになるデータバンクにより、行方不明の児童を、「オンライン」で、そしてリアルタイムで追跡することが可能となる。

最近起こっている児童の行方不明事件は警察本部を動かした。行方不明の児童を見つけるためデータバンク開設が決定された。「女性と家族問題担当」省が協定書に署名した後開設されるデータバンクにより、行方不明の児童を、「オンライン」で、そしてリアルタイムで追跡することが可能となる。
ここ10年間のデータによると、行方不明児童のうち1462人は13-18歳、195人が0-12歳である。そのうち1095人は少女、562人は少年である。行方不明児童のうち約700人は社会福祉・児童保護協会(SHÇEK) から許可なしに連れて行かれ戻ってこない児童だ。

警察本部公安部部長のオゼル・ゼイレキ氏は、トルコ全体での行方不明の児童の数は1657人であると述べた。ゼイレキ氏は警察本部で記者会見を開き、行方不明の児童のうち約700人社会福祉・児童保護協会から許可なしに連れて行かれ戻ってこない子どもたちであると説明した。ゼイレキ氏は「これ以外の児童は、大部分が13から18歳の女子児童である。彼女らはたいてい『恋愛関係』が原因で逃げ出しています」と述べた。ゼイレキ氏は、児童が、要請がなされてから24時間後に捜索が開始されると言われているが、それは間違いであると強調し、通報を受けた後すぐに捜索を開始すると述べた。「女性と家族問題担当」省が署名した協定書により、国立行方不明児童データバンクが開設されることを明らかにしたゼイレキ氏は、これにより行方不明の児童の数が「オンライン」で、しかもリアルタイムで追跡できるようになると述べた。「ビンギョルとカイセリで行方不明になった児童は臓器マフィアに誘拐されたのか」という質問にゼイレキ氏は、これに関してははっきりとした証拠はないと説明した。公安部部長ゼイレキ氏は次のように続けた。「カイセリの児童については、犠牲祭から捜索が続けられています。この児童達のため我々警察本部でも特別チームが結成されました。カイセリの児童発見のためカイセリ県警察本部と警察本部、さらに他県の警察もさらなる捜索を続けています。あらゆる可能性を調べさせています」

■家族はとても注意しなければならない

警察本部公安部部長のオゼル・ゼイレキ氏は、家族はとても注意する必要があると述べ、保護者に次のように呼びかけた。「子どもが誰と会ったのか、その人物との関係は何なのか注意しておく必要があります。インターネットはとても重要です。インターネットで知り合った人物は、子どもたちをあらゆる誘惑に誘い入れる可能性があります。家族は敏感になり、子どもたちを守る必要があります。こうした点でのあらゆる情報をすぐに警察組織と共有する必要があります。通報があれば必ずすぐに捜索が開始され、24時間待ってからということはありません」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:18350 )