リゼのダム建設に「待った」―判決は環境保護派を支持
2010年02月03日付 Radikal 紙
リゼ地方行政裁判所は、フンドゥクルでの建設が望まれていた2か所の水力発電所計画を非常に注目される理由により中止させた。裁判所の判決において、2つの重要なポイントが注目を引いた。
1) ダム建設認可のための環境影響評価報告(ÇED)は単なる手続きであるという見方をされている。
2) 水域計画がなされずには水力発電所計画がなされるべきではない。
環境保護派らは裁判所の判決が、現在トルコで建設が予定されている第1601水力発電所計画に対しても先例となるであろうと主張している。
リゼ県フンドゥクル郡のアブ・チャーラヤン渓谷(パシャラル)とチャイェリ・セノズ渓谷(カヤラル)で建設が望まれている2か所の水力発電所計画は、リゼ地方行政裁判所の2判決により中止とされた。第一種自然保護区域であるアブ・チャーラヤン渓谷に建設が予定されている40メガワットの発電能力を持つ発電所に関する訴訟において、合同調査団の報告書にそって出された判決では、次のように言い渡された。
「環境影響評価のプロセスがあくまでも『形式的なプロセスである』と見なされ、本来は投資企業により行われるべき手続きであると見なされる
掘削についての計算が十分になされておらず、掘削物の廃棄所が十分でない、伐採される樹木の数が現状を反映しておらず、水生生物のために十分な確認が行われていない…
一渓谷に対し複数の水力発電所が計画されており、それぞれの水力発電所について別々に評価を行うのではなく、全体的な計画(水域計画)が必要である…」
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:18398 )