エディルネにある(ブルガリア)正教会の教会修復工事で、屋根に取り付けられなかった十字架は、ブルガリア側の要請と記念碑委員会の承認を経て教会の屋根に取り付けられることになった。
エディルネにある二つのブルガリア正教の教会のひとつである聖コンスタンティン・エレナ教会の修復時に、屋根に取り付けられなかった十字架が、ブルガリア側の要求により、記念碑委員会が招集した会議で(取り付けが)承認された。十字架は近日中に教会の屋根に取り付けられると発表された。
記念碑委員会の話によると、2008年聖コンスタンティン・エレナ教会が修復される際に、記念碑委員会に提出された修復計画には教会の屋根に十字架が取り付けられることは明記されていなかった。その後屋根に十字架を設置することを望んだブルガリア側は、その旨を記念碑委員会に再度申し伝えた。先日招集された記念碑委員会はブルガリア側の要求を承認した。
教会の中に置かれてあった約1.5メートルの2つの十字架は、近日中に行われる儀式と共に、屋根に取り付けられることが明らかとなった。
■エディルネで今も活動を続ける2つの教会のうちの1つ
キリシュハーネ地区にある聖コンスタンティン・エレナ教会が建てられたのは、教会登録によると1869年となっている。
20世紀半ばに会衆を失い見放される運命となった教会は、トルコ人とブルガリア人の関係者の話し合いの結果、2008年1月に修復が開始され、修復活動は8ヶ月で完了した。
修復後、断食月であった2008年9月14日に、当時ブルガリア首相であったセルゲイ・スタニシェフ氏とエルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣が教会のオープニングセレモニーを開催し、教会の庭で友好の苗木を植えた。
エディルネにある聖コンスタンティン・エレナ教会と聖ジョルジュ教会は週末になると、ツアーや個人で礼拝に訪れる多くのブルガリア人観光客で溢れている。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:18399 )