「アーシューラー事件の被告らの裁判は公開で行う」:テヘラン検事長が表明
2010年01月30日付 Mardomsalari 紙

テヘラン検事長は、暴動を起こした罪に問われていた被告ら2名に下されていた死刑判決が執行されたことに触れ、「アーシューラーの日に暴動を起こした罪に問われている被告5名については、現在判決の通知ならびにそれに対する再審請求の段階にある」と述べた。

 アッバース・ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長はISNAとのインタビューの中で、「木曜日に、反革命的王政主義グループに属するモハンマドレザー・アリー・ザマーニーならびにアーラシュ・ラフマーニープールの2名に対する死刑判決が執行された。この両名は、武力による体制の破壊(モハーレベ)、体制の転覆、当局を狙ったテロ計画、各所の爆破、ならびに国家の安全を脅かす行為の容疑がかけられ、治安関係者の機転により逮捕されたものである」と述べた。

 同氏は、「これらの者たちは法廷で裁かれ、自らの罪を認めた」と指摘した上で、「彼らの裁判は弁護士と原告代表の出席のもと行われた。彼らは一審で下された判決に不服を申し立てたが、控訴審でも〔一審の死刑〕判決が支持され、木曜日早朝に〔死刑判決が〕執行された」と続けた。

 ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は、暴動を起こした他の9名について、「遺憾なことに重大な罪を犯してしまったアーシューラー事件の容疑者のうち5名は、原告代表の出席のもと、二度にわたり公判が行われた。これらの被告は下された判決に不服を申し立てた。本件は現在、判決の通知、ならびに再審請求の段階にある」と述べた。

 テヘラン検事長はさらに、死刑判決が下された被告4名について、「この4人は、アーシューラーの日よりも前に起きた暴動で逮捕された者たちである。反革命的な事件に加わり、第一審で体制の転覆、武力による体制の破壊、ならびに国家の安全を脅かす行為の容疑で裁判にかけられた」と述べ、さらに「この者たちの〔第一審の〕裁判もすでに終了しており、控訴審で判決が支持された場合には、判決の執行が〔粛々と〕行われるだろう」と語った。

 テヘラン検事長は、「この種の容疑への対応については、司法機関は迅速かつ正確、そして毅然とした態度で臨んでいる」と強調し、「それとの関連で、土曜日(本日)にもアーシューラー事件の容疑者らの別の一団に対する裁判が公開で行われる。この者たちがいかに大きな罪を犯したのか、国民に知らしめるための措置だ」と述べた。

 同氏はまた、バフマン月22日〔=2月11日の革命記念日〕のデモ行進に盛大に参加することで、アメリカを筆頭とする革命とイスラームの敵との闘いへの確固たる決意を示すよう、イラン国民に呼びかけた。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:18404 )