首相夫人をシャットアウト―ギュルハネ軍病院(GATA)のスカーフ禁止へ抗議行動
2010年02月05日付 Zaman 紙
いくつかの市民団体のメンバーの女性たちが、ギュルハネ軍病院(GATA)の前で、スカーフのため入構を禁じられたとして抗議運動を行った。
青年市民団(Genç Siviller)、人権・被抑圧者扶助協会(Mazlum-Der)、首都女性プラットフォーム(Başkent Kadın Platformu)のメンバーである女性たちはギュルハネ軍病院の前で、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相夫人であるエミネ・エルドアンさんが同病院へお見舞いに行った際に、スカーフのために病院に入ることができなかったことに抗議する記者会見を行った。
青年市民団のメンバーであるチャルルオールさんは同団体を代表して行った記者会見で、自分たちはトルコの「スカーフを被った」女性であり、スカーフのために病院に入ることを禁じられ、差別されていると述べた。
チャルルオールさんは、エルドアン首相夫人であるエミネ・エルドアンさんがギュルハネ軍病院へお見舞いに行った際に、スカーフのために訪問を禁じられたと説明し、「首相夫人でさえ差別されるのですから、この差別からは救われることはできません」と話した。
チャルルオールさんは、「この国で我々が入ることができない門は、ギュルハネ軍病院だけではありません。私たちに閉ざされた他の門も、ここでの禁止から着想を得ているのです。今日イルケル・バシュブー参謀総長がある新聞に行った声明が心からのものであったとしても、私たちはこの門から入ることができないのです」と語った。
会見の後、1人の市民が会見を行った団体に対して「スカーフを着けた人たちが中に入っている、見てみなさい!ほらあのギュルハネ病院の入り口を見てごらん、スカーフを着けた人たちを見なさい」と抗議した。その市民はその後警察によってその場から遠ざけられた。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:18415 )