軍敷地にある聖者廟をめざす女性たち、軍の門を開けさせる
2010年02月05日付 Radikal 紙
ジズレ郡の国境警備司令部は、部隊の敷地内にあるシェイフ・アブドゥルラフマネ聖者廟を長年にわたって特別許可制で訪問者に開放している。廟の訪問者の中には黒いチャルシャフ(体全体を覆う布)をまとった女性たちも含まれ、任務にあたる女性の警官と兵士による検査の後、特設の門をとおって、廟に入りお祈りをする。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の妻のエミネ・エルドアン夫人がスカーフを着用していたためにアンカラのギュルハネ軍病院(GATA)で治療を受けている劇作家のネジャト・ウイグル氏のお見舞いに許可が与えられなかったことについて議論が交わされる一方で、シュルナクのジズレ郡の国境警備司令部はは、異なった措置をしている。ジズレ城の中にある国境警備司令部は、毎週木曜日、敷地内にあるシェイフ・アブドゥルラフマネ聖者廟を周辺の女性たちが訪問するために開放している。
毎週木曜日の14時から17時の間、廟を訪れる女性たちは、部隊の正門ではなく、横にある別の門から中に入る。警備上の理由で、郡の警察署から派遣された女性の警官が、黒いチャルシャフをまとった女性たちを含む訪問者らを検査する。見張りの兵士も検査に加わる。女性たちは門から中に入った後、廟を訪れ、お祈りをし、願掛けをしている。ジズレの女性たちは、軍が敷地内の廟に入ることに許可を与えたことに対して感謝していると述べている。
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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:18418 )