アフマディーネジャード「歴史上最も罪深い人間が『平和の人』などと紹介されている」
2010年02月01日付 Mardomsalari 紙

アフマディーネジャード大統領は、「青年アドバイザー」らをより重要な任務に向けて組織化し、訓練することが必要だと強調した上で、「第10期政権〔2009-2013年〕の終了時までに、革命的で有能な人材を育て、体制の高き理想に奉仕させることができれば、と考えている」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は「国の行政機関で働く青年アドバイザー全国大会」に出席し、その中で彼らの活動に謝意を表した上で、「今日、青年アドバイザーたちは建設的な活動を多くこなしているものの、青々とした若木のごとく、〔いまだ〕主要な任務を実行する準備段階にある」と語った。

 大統領は、青年アドバイザー制度創設の主要な目的は、イスラーム革命の偉大なる任務をよりよい形で実行するべく、国の行政機構を改善していくことにあると指摘した上で、「イスラーム革命の重大かつ歴史的な任務を首尾良く遂行することができるよう、国の行政機構の改善が必要だ」と語った。

 大統領はまた、「世界の抑圧的秩序を挫き、公正な秩序を打ち立てることが、イスラーム革命の真の理念だ」と指摘した上で、次のように述べた。「イスラーム共和国体制の輝かしき本性、〔敵の攻撃・陰謀をはねのける〕敗北知らずの秘訣は、まさにこの事実の中に隠されている。もしこうした顕著な特徴がなければ、イスラーム共和国の繁栄・成長はすべて失われてしまうだろう」。

 大統領はさらに、「抑圧主義体制こそ、世界における神と人間の諸目的の達成を阻む、最大の障害物である。歴史上最も罪深い人間たちを『平和の人』〔=ノーベル平和賞受賞者〕などと紹介しているのも、この抑圧主義体制に他ならない」と指摘した。

 大統領はその上で、「今日、神の恩寵とイラン国民固有の資質のおかげで、抑圧主義体制は崩壊の瀬戸際に立たされている。一神教徒陣営は早晩、歴史上最大の勝利を目撃することになるだろう」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(アフマディーネジャード「イランは中東の先駆的存在」)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:18432 )