■ ガザ地区:イスラエル軍、沿岸部への樽爆弾への報復として空港と地下トンネルを攻撃
2010年02月04日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面
【ガザ:本紙】
イスラエル空軍のアメリカ製F16戦闘機は昨日(3日)未明、ガザ国際空港とガザ地区最南端ラファハ市内のエジプト・ガザ地区境界線にある地下トンネル一帯を攻撃した。
地元の情報筋が本紙に明らかにしたところによると、戦闘機は空港へ5回にわたる攻撃を行って無人の建物を爆撃し、破壊し炎上させた。占領当局はアル=アクサー・インティファーダ初期に空港の滑走路を破壊し、過去数年にわたってラファハ市侵攻作戦中に空港施設を複数破壊している。イスラエル軍戦闘機は空港爆撃の数分後にはラファハ市東南部のアール・アブー・ジャラード地区のトンネル1ヶ所に対して6度目の空爆を行い、それによりパレスチナ人1人が負傷した。
イスラエル軍の攻撃は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が「イスラエルは、ハマースがこの2日間にイスラエル沿岸部へ爆弾を仕掛けた樽を漂着させようとしたことへの報復を行う」と警告した数時間後に行われた。ハマース側は、イスラエル沿岸に樽爆弾を送ったとの実行声明を発表してはいない。しかしイスラエルはハマースが2007年半ばからガザ地区を支配していることから、同組織に非難の矛先を向けている。
(後略)
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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:18447 )