大学入試センター長、「係数間の差は深刻」
2010年02月13日付 Milliyet 紙

大学入試センター(ÖSYM)長ヤルマアン教授:「係数(得点調整)に関する改定を支持します。しかし、係数間での40点の差は、埋められないほど深刻なものです。」

大学入試センター長ユナル・ヤルマアン教授は、大学入試における「分野・分野外」の間には40点もの差があり、埋められないほど深刻なものだと明言し、「私は改定の必要があると思っているうちのひとりです」と言った。

ヤルマアン教授は、試験における改定についての説明をするためにヤシャル大学の招聘によりイズミルを訪れ、ムラト・バルカン学長と共に行った記者会見で、大学入試センターが行政実施機関であることを強調した。行政裁判所と高等教育機構 が下した判断について見解を述べるのを避けたヤルマアン教授は、受験生はこれらの議論を気にせずに受験勉強に励み、申し込みは期限内に行うように、と注意を促した。

■埋められない差

「現在の状態は1998年から施行されているシステムで、「分野・分野外」という概念を含みます。「分野・分野外」の間には、とても大きな差があります。埋められないほど深刻な差です。改定が必要です」と述べるヤルマアン教授は、旧システムでは0.3と0.5の係数の間に40点もの埋められない差があること、理科系の高校の受験生はトルコで1番の成績をとっても法学部には入れないとのべた。ヤルマアン教授は、「ここでは個人的な見解は重要ではありません。この差のせいで、ある分野の卒業生はある学部に入れません。皆、職業高校について議論していますが、職業高校ではなく、分野・分野外の概念が皆に適用されているのです。この差はこれほど大きくてはいけません、絶対に」と言った。

ヤルマアン教授は、行政裁判所の判断はイデオロギー的ではないかという問いには見解を示さず、高等教育機構で取り組みが続いていることを明言し、以下のように続けた。
「係数については、おおよそ分野内で0.15です。これは0.16から0.18になります。分野外係数は最新のもので0.13でした。これは、だいたい同じか、もう少し下げます。分野外の入学希望者の状況に少し影響します。中等教育において選択した分野以外の分野を希望する生徒が本当にいます。職業高校に入ったが、理想は医学部か法学部を卒業するというようなケースもあります。(現状では)医学部に入りたい生徒は、職業高校に入ってはいけないのです。医療職業高校に通う成績の良い生徒に対しては、医学部への道は開かれているべきです。私は、問題は小さな集団に対する係数の問題だと思っています。解決されることを願っています。」

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:18471 )