オジャラン逮捕11年目、PKK支持者ら各地で示威行動
2010年02月15日付 Yeni Safak 紙

テロの首謀者アブドゥッラー・オジャランが逮捕11年目を迎え、国家を混乱に陥れようとするPKKは各所で騒動を起こす一方で、商店は店のシャッターを閉めざるをえなかった。

■オジャラン派のデモ隊に警察の介入が

テロの首謀者アブドゥッラー・オジャランの逮捕に対し、タクスィム広場で抗議活動を行おうとした300人のグループに、タールラバシュで警官隊が介入した。デモ隊らは催涙ガススプレーで介入する警察に投石で反撃した。

自らを「民主的クルド問題解決プラットフォーム」と名付けた300人からなるグループは、イスティクラル通りの入り口に集まり、テロの首謀者オジャランの逮捕に抗議した。「2月15日の陰謀は解決されず。解決は話し合いにある」というプラカードを掲げたグループは、親オジャラン的なスローガンを叫んだ。デモのためにイスティクラル通りの入り口は、装甲車に乗った機動隊により閉鎖されていた。タクスィム広場ではデモの前に何百もの機動隊が、市民対応車両で警戒にあたった。

手に、「イムラルと山々(PKKの拠点)に、刑務所に幸あれ」「平和に賛成、戦争の覚悟も」「千年のリーダーに幸あれ」というモットーが書かれたプラカードを持ったグループは、「歯には歯を、血には血を、オジャラン我々はあなたと共に闘います」「オジャランが存在しない世界を、我々はあなたに押し付けている」「忌々しい2月15日の陰謀」というスローガンを叫ぶと警察当局により警告をうけた。

グループがスローガンを叫ぶのに対し、警察の指揮官らは警告した。指揮官らに近づいてきたサバーハット・トゥンジェルと指揮官らは少しの間話をした。警察側は、グループがスローガンを叫び続けるなら、介入するという警告を繰り返した。イスティクラル通りを行進しようとしていたグループは、許可が下りないとわかると座り込みを始めた。しばらくして雨が降り出したので、グループは、声明を声高に叫び、デモを終わらせた。

グループは解散する際、テロ首謀者に賛成するスローガンを叫び、タールラバシュ大通りを交通止めにするや、警察が介入してきた。通りに逃げ込んだグループは、警察に石を投げつけた。警察官らは、ガス爆弾を使って応戦した。

デモ隊は、警察車両に石を投げつけて攻撃した。何人かのデモ参加者は追跡され、逮捕された。この地区での緊張は続いている。

PKKを恐れた商店は店のシャッターを閉めた
ハッキャーリ県と県内のいくつかの郡では、いくつかのグループが車のエンジンを止めるという示威行動をし、商店は店のシャッターを開けず、何人かの学生らは学校をボイコットした。
テロ組織PKKの首謀者アブドゥッラー・オジャランがトルコに送還されて11年目であるということで、いくつかのグループはハッキャーリ、ユクセコヴァ、シェムディンリ、チュクルジャで抗議活動を組織した。いくつかのグループはハッキャーリや県内のいくつかの郡で車のエンジンを止める一方で、商店はトラブルが発生するのではとの危惧から、店のシャッターを開けず、何人かの学生は学校に登校しなかった。

ハッキャーリ県のダーギョルとバーラル、ビチェール、イェニ、そしてケクリップナール地区とハッキャーリ-ヴァン間の国道でもしばしばデモ隊と治安部隊の間で小規模な緊張が走った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:18487 )