バフマニー中央銀行総裁:「デノミの必要性は目下のところない」
2010年02月08日付 Jam-e Jam 紙

【経済部】中央銀行総裁は、「通貨を三桁引き下げる必要性は目下のところないと、われわれは見ている。必要な場合には、『補助金目的化法』の施行後に、その影響を見定めた上で決定する」と述べた。
〔※「補助金目的化法」とは、ガソリンやガス、電気などへのエネルギー分野の補助金を段階的に廃止し、貧困層への現金の直接給付に切り替える法律のことで、2010年1月に可決された〕

 ISNA(イラン学生通信)によると、マフムード・バフマニー総裁は〔‥‥〕インフレ率の低下を明らかにし、次のように述べた。「今年のアーザル月〔西暦11月〜12月〕におけるインフレ率の平均値は13.5%であったが、デイ月〔西暦12月〜1月〕にはこの値は12.2%に減少した。そしてバフマン月〔西暦1月〜2月〕の終わりには、前の月と比べて1ポイント下がると予想されている」。

 中央銀行総裁はさらに、自らの総裁職からの解任についての質問に答え、その噂を否定した上で、「私が望んでいたのはただ、中央銀行での職務を拝命した当初から提起していた問題を実現させることであった。そして今、その願いは叶った」と語った。

 バフマニー氏は、「現在、私の解任についての話は出ていない。もしこれからも〔中央銀行総裁として〕活動することが望まれているのであれば、私は国民のために働き続けるし、そうでないのであれば、国民の手にキスをして〔=喜んで〕職を辞すだろう」とも述べた。

Tweet
シェア


関連記事(「補助金の目的化」でインフレ率、毎年10.5ポイント増:国会調査センターが試算)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:柳田絵莉子 )
( 記事ID:18505 )