ジズレ郡で古タイヤ・キャンペーン成果―2リラで1万本回収
2010年02月20日付 Zaman 紙

シュルナクのジズレ郡で警察署がはじめた「古タイヤをお金に」プロジェクトで、子どもらの持ち寄った一万本の古タイヤが近隣の各県に送られている。

35日前ジズレ警察署が始めたこのプロジェクトに子どもらの持ち寄ったタイヤの総数は現時点で1万本にのぼっている。警察署の中庭と建物裏の空き地にタイヤが所狭しと積み上げられているとのことだ。大量に集まったため、回収された古タイヤの周辺の各県への輸送も始められた。

アイドゥン・アクコジャ警察署長は新聞各紙への発表で、プロジェクトにはこれまでに1万本のタイヤが集まり、警察署の庭や裏の空き地はタイヤでいっぱいになっていると話した。また同署長はプロジェクトの本来の目的は村での古タイヤによる環境汚染対策だったと明かし、次のように続けた。

「社会活動(デモ活動)でこれら古タイヤが焼却され大気汚染の原因となること、バリケードとして用いられることを防ぐ目的でこのキャンペーンを始めました。35日間で集まった古タイヤ(の本数)が我々の目標に到達したことの最大の証です。回収したタイヤの近隣の各県への輸送もスタートしました。現段階ではムシュ県、キリス県、ガズィアンテプ県から古タイヤへの注文が寄せられています。手配された車両でこれらのタイヤをそれらの県に送り始めました。プロジェクトはこれからも続きますよ。」

またプロジェクトの成果として、村では2月15日の違法なデモ活動でタイヤ焼却は行われていないという。

警察署は、子供たちが各街区や通りのわきに集めてきた古タイヤ1本につき2リラ(約120円)を支払っている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:18514 )