今度はカイセリで8000人―ジュッベリ・ホジャの説教に殺到
2010年02月21日付 Milliyet 紙

カイセリのカーディル・ハス・スポーツ会議センターで「ジュッペリ・アフメト・ホジャ(師)」の名で知られるアフメト・マフムト・ウンリュ氏の説教会が開かれ、約8千もの人々が会場へ殺到した。会議センターは席が女性用、男性用と別々に分かれ、聴衆はそれぞれの席についていった。

イスマイル・アー教団の指導者の一人であるアフメト・マフムト・ウンリュ師は、チャール協会(チャール・デルネイ)主催の「生きることは、ただ息をすることではない」というテーマの集会で、約8千5百人の聴衆を前に説教を行った。集会は独立行進曲(国家)とコーラン読誦で始められ、その後にチャール協会責任者らが挨拶とスピーチを行った。ネヴシェヒル、スィヴァス、クルシェヒルそしてヨズガトのような(カイセリ)周辺の県からやってきた7千5百の人々が観客席を埋めると、残った聴衆の一部は競技場内の席(アリーナ席)へと通された。男性と女性は別々の席に座った。

ジュッペリ・アフメト・ホジャは今までに、講話や説教会のため金銭を受け取ったことがないことを主張しながら、以下のように語った;

「イスラムの同胞であることと、助けあうことは別のこと、もし誰かがつまずきそうになったら、手を貸すのです。何度も言っているように、異教徒の頭はムスリムの頭よりもはるかに悪い。(ある者が)人のところで働いている。
アルメニア人のところで働いていて、その後その店の物を盗んでいる。しかも、その盗みを『善行』だと言うのだ。何が善行なものか!(そんなことをしているなら)来世でおまえは焼かれたな。どうして異教徒のものを?何であれ奪うと、(自分の)利益になる。しかし自らのもうけはハラーム(イスラムで禁止される行為)である。手にするなら、許可を得て手にするべきである。
もしユダヤ教徒やキリスト教徒に尋ねたら、私は天国に行くことができない。しかし、ムスリムの神学者たちに尋ねれば、彼らはふところが深い、ユダヤ教徒もキリスト教徒も喜んで天国に招き入れてくれる。
ある友人が、彼はもう亡くなってしまったが、一緒に歩いていると私にこう言った、『先生、古本屋で聖書を注文しました』といった。私は、『全くしょうがない奴だ。コーランを学び終えたのか?』と尋ねると、『いいえ』と答えた。『(その聖書でもって)何をするつもりだ?』と聞くと、『(ただ)興味を持ったのです』と答えた。興味を持ちすぎることは良いことではない。今私たちの手元にはコーランがある。兄弟たちよ、私たちには神の御言葉で十分なのである」

■作家イスラムオールを批判

説教の中で作家ムスタファ・イスラムオール氏をも批判したジュッペリ・ホジャは、以下のように続けた;

「彼は『ムハンマドの教友(サハーバ:ムハンマドとともにイスラムの礎を築いた人々)』のことを『凡人』と言っている。預言者の性的能力に至るまで、わいせつなまでの罪深い言葉を私たちの預言者に向かって吐いているのだ。全くもって止めてもらいたい!私たちの預言者がつばを吐いたとき、教友たちはそのつばに自分の体をこすりつけていたという。預言者が(体の)清めのために使った水を、争って取り合ったという。イスラムオール氏はこのような人たちのことを『凡人』と言うのだ。預言者が認めた教友たちを、一体どうして中傷することができるのだろうか?
昨今ではヴァレンタインデーという日がある。しかしながら、神の使徒が禁じた関係をもって、一体どんな徳や至福が得られるというのだろうか?

私たちの預言者が教友を愛したように、この世ができて以来のどの預言者にもまして私たちの預言者を教友たちは愛したのだ。あなた方の足に刺さった棘に、我々の預言者は胸をお痛めになるのだ。我々の預言者はどんな者の苦難もお望みではない。父母があなた方を愛する以上に、預言者はあなた方を深く愛しておられるのである」

説教会の途中、会場の上部席に座っていたある女性が具合を悪くし、救急車で教育研究病院へ運ばれた。会はジュッペリ・アフメト・ホジャの祈りで終了した。会場の外では、広域市の市バスが会場から出てきた人々を乗せ、ジュムフリイェト(共和国)広場まで送り届けた。

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( 翻訳者:西山愛実 )
( 記事ID:18517 )