バルケスィルで炭坑事故、17名死亡
2010年02月23日付 Yeni Safak 紙
バルケスィル県ドゥルスンベイ郡オダキョイの炭坑でおきたガス爆発により、17人が死亡し、負傷者18人のうち6人は重傷を負った。
夕方6時頃、ある民間の炭坑で46人の労働者が作業している最中に、ガス爆発がおこった。爆発の結果、12人の労働者が爆発時に、5人の労働者が搬送された病院で死亡した。
負傷した18人の労働者は、ドゥルスンベイ国立病院で応急処置を受けたのち、バルケスィルの病院に搬送された。重傷の6人の負傷者は、さらにイズミルとブルサの病院に送られた。
事故により死亡した17人の労働者のうち13人は、エンギン・タンルクルさん、イブラヒム・サイグルさん、ムアムメル・カラジャさん、ムスタファ・デミレルさん、アリ・ヤランさん、ヨンデル・カルテフェさん、ジェラル・カラカファさん、セルカン・アイドゥンさん、イスマイル・ギョルレンさん、ビュンヤミン・トゥンジャイさん、シュレイマン・ドゥマンさん、メフメト・ヨゼルさん、そして鉱山技師のヨズギュル・セチキンさんであることがわかった。
■オメル・ディンチェル労働社会保障大臣が事故現場に
オメル・ディンチェル労働社会保障大臣は、ガス爆発の起きたオダキョイの炭坑にやってきた。
ディンチェル大臣は事故が起きた炭坑で、ユルマズ・アルスラン・バルケスィル県知事から説明を受けた。
■同炭坑で2006年にも17人の労働者が死亡
今回ガス爆発の起きたシェン鉱工業株式会社(シェンタシュ鉱山)所有のオダキョイ炭坑では、2006年6月1日にもガス爆発が起きた。
そのガス爆発では17人の労働者が死亡し、7人の労働者が負傷していた。
事故の翌日、マニサ県ソマ郡にあるエーゲ褐炭管理局から来た5人の専門家チームがおこなった調査の結果、炭坑では換気が十分ではなく、また、耐爆発性ガス処理がなされていなかった電子ケーブルが爆発の原因となったことを発表した。
■専門家チームが現場に
ゾングルダク県のトルコ石炭機構(TTK)から24人の救助隊が現場に到着した。
爆発ののち、キュタフヤ民間防衛組織とタヴシャンル郡のトルコ石炭事業局(TKI)のトゥンチビレキ事業局救助隊がドゥルスンベイ郡に到着し、援助を行った。
トルコ赤十字は、爆発で崩落がおこった地区に通信機2台、5人の災害専門家、テント、毛布、お茶、コーヒー、水と食料を送った。崩落で中に取り残された労働者たちの身内のためにカウンセラーが派遣されており、現場では事態の進展を皆が見守っているとした。
■炭坑の持ち主はオルタキョイル氏
ガス爆発がおきた炭坑の持ち主のエルハン・オルタキョイル氏は、炭坑で記者会見を行い、崩落前に49人体制のシフトで46人の労働者が仕事を始めており、3人の労働者は来ていなかったと話した。
500メートルの深さの炭坑の250メートル地点でガスに火がついたと説明するオルタキョイル氏は、火事が起きた場所から出口までのところにいた労働者は、自分たちの力で炭坑から逃げ出し、負傷者はまずその場で応急処置がなされた後、救急車でドゥルスンベイ国立病院に送られたと述べた。
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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:18532 )