2児の母であるオズレム・チュナルは夫を捨ておばの息子(従兄)であるマフムート・エルデムと逃亡した。愛人であるエルデルが殺されたのに引き続き、彼女の遺体は昨日(25日)、果樹園の木からつるされた状態で発見された。
結婚し2児の母であるオズレム・チュナル(22)は夫を捨て、同じく既婚者で彼女の愛人であるおばの息子、マフムート・エルデム(23)とガズィアンテプに逃げた。そのエルデムが殺害されたのに続き昨日、オズレム・チュナルの死体は果樹園の木からつるされた状態で発見された。オズレム・チュナルの弟のA.Ç. (15)が、ガズィアンテプでマフムート・エルデムを刃物で殺害したのだが、逮捕後に「名誉殺人を行った」と語った。昨日メルスィンのタルスス郡で木からつるされた状態で、死体で発見されたオズレムは因習的な名誉殺人の犠牲になり、その死は自殺に見せかけられたと考えられている。
エルデルはシャンルウルファ出身で数年前にタルスス郡に転居した。彼はおばの娘であるオズレム・チュナルと2月21日にガズィアンテプへ逃げ、知人の家に滞在していた。しかし滞在先の家が親族により見つかってしまった。
一昨日(24日)朝ガズィアンテプにやってきたオズレム・チュナルの親戚のアブデュルカーディル・チュナル(65)、ハムザ・チュナル (50)、ラティフ・チュナル (33)、シナン・チュナル (26) とそオズレムの弟A.Ç.は、話し合いを口実にしてエルデムを車に乗せガズィアンテプーシャンルウルファ道の5キロメートル地点にある陸橋に連れて行った。A.Ç.と他の容疑者らはエルデムを抑えつけ、15箇所を刃物で刺し殺害した。
通報を受けてA.Ç.と他の親族が軍警察によって逮捕された。A.Ç.は最初の説明では「私のいとこであるマフムートは、姉オズレムと恋愛関係になりました。
話し合いを口実にしてマフムートを高速の陸橋に連れて行き殺しました。これは名誉殺人です」と話した。A.Ç.と他の容疑者らが取調べを受ける中、チュナルがいなくなった。近親者によって殺害される可能性があるため、警察もチュナルを捜索したが、昨日の朝、タルススの果樹園のプラムの木からつるされた状態で彼女の死体が発見された。
■木には枝がなく両足は地面に接触
若い女性は物干しひもでつるされていて、両足が地面に接触していたことが注目された。さらに、高さ2メートルの木の幹には枝が一本もないため、オズレム・チュナルがここに物干しひもを結んで、その後首をつることは難しいとの見解に至った。
■夫と義父が逮捕
軍警察はマフムート・エルデム殺害の後から、捜査を広げていたが、一昨日逮捕した殺人容疑者で死亡した女性の弟であるA.Ç.の供述に基づき、「殺人の教唆と幇助及び犯人隠匿」容疑で、死亡した女性の夫であるシナン・Ç. (36)、義父のハムザ・Ç. (50)、義理の兄弟のアブデュルカーディルÇ・(40) とラティフÇ・(33) を潜伏先の家で逮捕した。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:18562 )