イスタンブルで行われた麻薬捜査によって逮捕されたタルカンは、検察の聴取を受けた後保釈された。タルカンと共にセルマン・ギョクヌル・Şとベキル・Sが保釈された一方、8名の被疑者たちは裁判所に移送された。
タルカンは検察の聴取の後保釈され、司法裁判所を後にした。彼は新聞記者たちの中をやっとのことで車に辿り着いた。車に乗りこむ前に、裁判所の前に集まったファンたちに手を振って挨拶した。タルカンはジープに乗り裁判所から遠ざかっていった。
歌手であるタルカン(・テヴェトオール)は、覚せい剤を使用し他人にも斡旋した疑いで木曜日の夕方逮捕されたが、検察による聴取の後保釈された。タルカンと共にB・SとS・G・Şも保釈された。
タルカンは警察署での手続きの後、今朝9時半に司法裁判所に出廷した。裁判官と検察が使用するドアから裁判所に入ったタルカンは、黒いジャンパーと黒いズボンを身に着けていた。無精ひげをはやし、裁判所へ向かう際、手錠は掛けられていなかった。
タルカンと共に逮捕された雑誌記者であるK・K、B・Sと、R・A、T・M、G・Y、Ö・F・M、M・E、S・G・Ş、A・G、F・Hらは被疑者や容疑者が使用するドアから司法裁判所内に入った。タルカン以外の被疑者たちは手錠を掛けられていた。
タルカンを含める11名の被疑者たちは10時10分に司法裁判所の法医学所で医師の検査を受けた。食堂のドアから法医学所へ向かったタルカンは、新聞記者たちの目に触れないようにジャンパーのフードで顔を覆っていた。他の10名の被疑者も食堂のドアから法医学所送りだされた。報道関係者の「後悔していますか?」との問いに対し、タルカンは微笑するだけに留まった。
タルカンは司法裁判所に送られた後、建物の5階で控室に通されたが、特別待遇をされていると噂されるのを防ぐため廊下に出された。逆流症と胃の持病を抱えるタルカンはチーズ・サンドウィッチを食べた。彼が裁判所に移送されると、有名ブランドの黒いスーツが届けられた。1ケースの水を頼んだタルカンは、一部を自分のために取ると残りを他の被疑者たちにも与えた。裁判所の職員はタルカンと一緒に記念写真を撮っていた。
捜査を行ったカーディル・アルトゥンウシュク氏による聴取は14時10分に始まり約50分間続いた。7人目の被疑者として聴取を受けたタルカンは、覚せい剤の使用は認めたが、他人に斡旋した疑いについては否定した。シボレー社製のタルカンの小型バスは司法裁判所の隣にある駐車場で待機していた。
タルカンはイスタンブル麻薬犯罪特別局における聴取の後、ベシクタシュのイスタンブル司法裁判所に送られたが、その近くには常にタルカンのファンと仕事仲間たちがいた。早朝裁判所に移送されたタルカンを、この一大事に彼を独りにしまいと集まったファンたちが裁判所の周辺で待っていた。
タルカン・ファンクラブの会員であるデニズ・カヤさん(19)は「彼は敏感で繊細な人です。まだ有罪か無罪か分かりませんが、どちらであったとしても彼をとても愛しています。そしていつまでも愛し続けます」と話した。また、ヤルグン・オスマン・カヤさん(24)は、「何であろうと、彼は僕たちの大切な存在です。彼はいつまでもずっとトルコのナンバーワンです」と話した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:18581 )