RTÜK、モンゴルに関する誤報でテレビ局を処罰
2010年03月07日付 Radikal 紙

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)は、「モンゴルでは女性6人に対して、男性は1人の割合に減っているため、モンゴルはトルコから2万人の男性を募っている」という内容の報道に関して、モンゴル人学生連合の抗議文の中にあるデータを検証して、テレビ局を処罰した。

ラジオ・テレビ高等機構は、モンゴルで女性6人に対して男性の割合が1人に減っているため、「モンゴルはトルコから2万人の男性を募っている」という情報に関して、ATVヨーロッパに警告、Show TV, ATV, Star TV, Flash TV と Cine 5からは事情聴取を行なう決定を下した。

テレビ局で1月20日、21日のトップで、モンゴルの人口がだんだんと減少しており、女性6人に対して男性は1人の割合に減っているため、「トルコから2万人の男性を募っている」という内容のニュースが放送された。

■ モンゴル人学生連合から抗議文

このニュースが番組のトップで流されたのを受けて、モンゴル人学生連合からラジオ・テレビ高等機構に抗議文が送られた。抗議文では、国連のデータによると、モンゴルで女性6人当たり男性1人の割合に下がるということが公式な数字によると正しくないこと、女性の人口が男性の人口の割合の99.4%であると書かれていた。

高等機構は、これを受けて、3984号ラジオ・テレビ機関と放送に関する法律の4条の1項にある、「ニュース報道において、中立、事実、正確さ(に則るという)理念によること、自由な意見を述べることを妨害しないこと」という条文に違反したという理由で、このニュースを報じたATVヨーロッパに警告、Show TV, ATV, Star TV, Flash TV と Cine 5からは事情聴取を行なう決定を下した。

■ 家出娘

ラジオ・テレビ高等機構は、更に、家出し、レイプされた娘と家族をゲストに迎え、子供の身に起こったことを全て詳しく報道したKanal 7も、「番組の全ての内容が人間の尊厳と基本的人権を尊重する」という原則に違っているという理由で事情聴取する意向を明らかにした。

高等機構は、オランダの若者が薬物をどのように使用しているかを詳しく放送したSTVにも警告をした。早朝に放送された「13日の金曜日」という映画で「暴力と性的描写」があったという理由と、サロン1トゥルクセルの「フィア・ファクター・エクストリーム2」という名の番組が子供達の視聴可能な時間帯に放送されたという理由で、Star TVを警告した。この番組では、関連した法律「青少年の身体的、精神的、道徳的発達に悪影響を及ぼす種類の番組を、子供達が視聴可能な時間に放送しない」に違反したと発表された。

(後略)

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:18632 )