保健相「新型インフルエンザ禍は終焉、ワクチン1千万本を返品」
2010年03月09日付 Zaman 紙

レジェプ・アクダ―保健相は、国民を恐怖におとしいれた新型インフルエンザの第一波が終息したと語った。

アクダ―保健相は、秋に第二波が流行するかどうかはまだ不透明であるとしつつも、「ただし、大流行はしないでしょう」と述べた。また、流行に備えて4300万回分のワクチンを発注したが、受け取ったワクチンのうちの1000万個は製薬会社に返品すると述べた。これについて製薬会社と合意していることを明らかにし、200-300万個のワクチンは備蓄分として保管すると述べた。
記者らと会見を行ったアクダ―保健相は、新型インフルエンザに関してとられた対策はおおげさであったという見解には同意しないとし、WHOもそのような発表は行っていないと述べた。アクダ―保健相は、新型インフルエンザに対して万全の準備をしたことを強調するとともに、頻繁に手洗いをするようになったことや4300万回分のワクチンが“保険”として発注されたことを繰り返し述べた。さらに、新型インフルエンザに最も影響された人々が妊婦であることを指摘し、次のように語った。「2009年には38人の妊婦が肺炎のため亡くなりました。このうち36人はH1N1型であったと確認されました。亡くなった妊婦は誰もワクチンの接種を受けていませんでした。一方で2008年に肺炎で亡くなった妊婦は2名でした。ワクチン接種を受けた人は誰も命を落としませんでした」

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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:18652 )