ノートパソコンにも、トルコ語用キーボード(Fキーボード)生産義務化へ
2010年03月09日付 Milliyet 紙

ノートパソコンの製造でも、Fキーボード(トルコ語用キーボード)の製造が義務化されそうだ。

ハベルトゥルク紙によると、公正発展党(AKP)は、トルコ語表記にふさわしいFキーボードを広めるために動き出した。ノートパソコン用Fキーボードも製造された。メーカーにもFキーボード付き製品が義務化されそうだ。

公正発展党は、Qキーボードに戦いを挑んだ。公正発展党は、まずメーカーから始めようと、トルコ語表記にふさわしいFキーボードを普及させるため腰を上げた。第一段階として、学校のパソコンがFキーボードになる。

トルコでノートパソコンを販売したいと考える企業にとっても、Fキーボード付き製品が条件となる。これらのパソコンに、トルコ語の文字によりふさわしいFキーボードが普及するために、腰を上げた公正発展党政権は、まず「製品」から取りかかった。

ヴェステル社取締役会アフメト・ゾルル会長、トルコ言語協会シュクル・ハルク・アカルン会長、及びヴェステル社ティムル・トゥンジェル社長らと公正発展党副党首兼言語・文学協会会長エクレム・エルデムらが一堂に会し、Fキーボードについて、討議した。

その後、ヴェステル社は、トルコ言語協会の協力を受けて、キー配列がトルコ語文字となっているノートパソコン用のFキーボードの試作品を作った。エルデム氏は、この件に関する取り組みについて、次のように語った。「この試みを続行します。Qキーボードは、トルコ語と相性が悪く、Qキーボードを使ってトルコ語を打つことは難しいです。なぜならトルコ語でよく用いられる文字がキーボードの端の方にあるからです。しかし、Fキーボードは全く違います。トルコ語でよく用いられる文字がすぐ指の下にあるのです。Fキーボードでは、スムーズにトルコ文字を打つことができます」

■ターゲットにする層は子どもたち
エルデム氏は、「Qキーボードで打つことに慣れていますので、それを変えるのは少々難しいことです」と述べ、初めてパソコンに触れる子どもたちを重点的に(Fキーボードに)慣れさせ、この問題を乗り越えることができると説明した。「学校のパソコン授業で使うキーボードをFキーボードに変えるように、国民教育省と話し合いを進めるつもりです。そして、これを全ての公的機関に普及させるため最善を尽くします」と述べた。

■『スペインではスペイン語』
エルデム氏は、トルコで製品を販売したいと考えるパソコンメーカーに対して、「あなた方が、顧客に提供する製品の選択肢のなかに、「アラビア諸国で使われているキーボードはアラビア語、スペインではスペイン語です。トルコでも、トルコ語でなくてはなりません」と語った。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:18655 )