スウェーデン政府、「議会のアルメニア決議は、誤った決定」
2010年03月11日付 Zaman 紙

アルメニア側の主張を含んだ決議がスウェーデン議会において反対1票で承認されたのち、スウェーデン政府からの発表があった。会見では、「これは間違った決定である。歴史を政治的に利用している。」と述べられた。

スウェーデンで超党派の所属議員が立案した、1915年の出来事に関するアルメニアの主張を含んだ決議は、スウェーデン議会において反対1票で承認された。スウェーデン政府は、「決定が通過しないようにと我々政府は積極的に努力した。歴史上の出来事に政治的決定を下すべきではない」と発表した。

■ブリックス議員「我々は裁判所ではない」

連立政権を構成する党の議員らは、決議が通過しないことを支持する姿勢をとった。連立与党の一つである穏健党のエリック・ブリックス議員は、トルコ・アルメニア間で生まれている対話に誰も害を与えてはならないと述べた。ブリックス議員はさらに、「我々は裁判所ではない。1948年の国連の決定を尊重すべきである。スウェーデン議会で決議が承認がなされれば、この国連決議と矛盾するものになる可能性がある」と語った。

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( 翻訳者:大門志織 )
( 記事ID:18675 )