暮らしの中で忘れていったイスタンブル
2010年03月14日付 Hurriyet 紙


■暮らしの中で忘れていったイスタンブル
新聞記者カディール・ジャン氏が、その記者生活の中で撮影した130枚の写真が納められた本が出版された。『暮らしの中で忘れていったイスタンブル』というタイトルのこの本は、イスタンブル商工会議所出版局により出版され、イスタンブルの歴史の生き証人の一つとなっている。
イスタンブルの急速で信じがたい変化を見せてくれる写真は、文化や社会の変化がどのようなものであったかを驚くほど明確に示している。

■「暮らしの中で忘れていったイスタンブル」の背景
ジャン氏は漁業に関して書いた本の為の写真を選んだ時にイスタンブルの変化に気付いたと述べ、「1971年以降に撮影した写真を見ると、イスタンブルの変化が信じがたいほどであることが分かりました。世界のどこにもこれ程急速な変化を経験した都市はないと思いました。これは変化の証明書のような写真です」と語った。

■カディール・ジャン氏のプロフィール
1951年ビュユク・アダで生まれる。『ギュナイドゥン』紙の後、『ヒュッリエット』、『ジュムフーリエット』、『ギュネシュ』、『サバフ』の各新聞と『アトラス』、『ゲジ』等の雑誌で働き、1986年から現在に至るまでシパ・プレス通信社のトルコの記者の一人として勤めている。
また、ジャン氏の写真のいくつかは『タイム』、『パリ・マッチ』、『ニューズウィーク』、『シュテルン』等の雑誌、新聞等にも掲載された。
ジャン氏は国内外で参加したコンテストで22の賞を受賞している。

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( 翻訳者:尾崎 )
( 記事ID:18695 )