■ サルコジ仏大統領、ムバーラク大統領に和平会議への共同イニシアティブを提案
2009年12月15日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP1面
【パリ:ランダ・タキーッディーン】
消息筋によるとニコラ・サルコジ仏大統領は、昨日パリで行われたエジプトのホスニー・ムバーラク大統領との会談で、和平プロセス再始動に向けた国際会議開催のため一刻も早く行動すべきだと訴える共同イニシアティブを提案した。しかしエジプト側は、開催を呼びかける前に、先ずは会議の議題とその目的を明確にすべきだと強調した。
同筋によると「ムバーラク大統領は、会議のコンセプトには基本的に賛同の意を示したが、米国をはじめとする全当事者の出席を条件とし」、仏側も「会議には米政権も基本的に参加することになると言明した」という。
(中略)
エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は、「1967年ラインに沿ったパレスチナ国家が、当時占領されたのと同じ面積をもって樹立されること、パレスチナ国家の首都を東エルサレムとし、合意に基づく措置を通じてイスラエルの安全保障が実現されること、アラブ側はアラブ和平提案に基づいてイスラエルとの正常な関係を樹立すること、詳細についてはパレスチナとイスラエルの交渉に委ねるということで合意が成立すれば、その暁には、我々はこの(和平の実現という)目的に向けて礎を築けたと言えよう」との考えを示した。
(後略)
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 記事ID:18707 )