ハッキャーリのチュクルジャ郡で2009年5月27日に7名の兵士が死亡した事件に関して、取り調べを開始したヴァン県共和国検察当局は、地雷が前からトルコ軍によって埋められていたことを明かした。関係書類は軍検察当局へ送られた。

　ヴァン検察当局は、2009年5月27日にハッキャーリのチュクルジャ郡で７名の兵士が死亡した事件に関し調べを進めているが、その結果、地雷は治安の目的で以前にトルコ軍が埋めていたことが判明したと発表した。過失により多数の死亡者を生みだした罪で、責任者らの処罰が求められる一方、関係書類は参謀本部軍検察当局へ送還された。

　ハッキャーリのチュクルジャ郡で2009年5月27日に犠牲となった7名の兵士に関し、ヴァン特別共和国首席検事補佐により取り調べが続いていることについて、ヴァン首席検事が書面にて発表をおこなった。トルコ中を嘆き悲しませた事件の後、地雷はテロ組織PKKによって設置されたと発表されていた。また参謀本部の事情説明記者会見でもテロリストがイラク北部から潜入しているとされていた。しかしながら、司令官らのものとされる肉声がインターネット上に流出し、肉声には地雷が司令官の命令のもとに埋められたと断言されている。これをもとに、遺族らが検察へ告発し、取り調べが開始された。

　ヴァン首席検事の取り調べの結果、爆発物は前から治安の目的で地面に埋められていたと判明した。関係書類は軍検察当局へ送られたと説明する首席検事は、次のように状況を発表した。

「チュクルジャ郡の第20軍警察国境旅団司令本部に所属する部隊が、2009年5月27日にチュクルジャ郡のハンテペの東部を移動中に、以前に治安目的で埋められていた地雷の爆発により、7名が犠牲となった事件について、2人が告訴することを決意した。疑惑がもたれている一部の軍人の行動が、『故意の過失により多くの人を死に至らしめた』として調べられうるとの法的判断でもって、この罪が第353軍事裁判所訴訟手続法第9項で定めるところの処罰対象とされ、取り調べの書類が2010年3月4日付で参謀本部軍検察当局に送られた」

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（ 翻訳者:永井ひとみ ）
（ 記事ID:18848 )