トゥンジェリ大学のドゥルムシュ・ボズトゥー学長は、学部予備課程と学部の学生向けの選択制のクルド語、ザザ語、「アナトリア友愛の哲学」の授業が始まったことを明らかにした。
ボズトゥー教授は、アナトリア通信の記者に対して行った説明で、トゥンジェリ大学評議会による決定のもと、2009-2010年度の春学期に、大学の学生を対象とした、週に1時間の選択制のクルド語、ザザ語、「アナトリア友愛の哲学」の授業が始まったと述べた。
大学の学部予備課程と全学部の学生がこの選択制の授業を受けられるというボズトゥー氏は、次のように述べた。「この枠組みで600人の学生がクルド語を、400人の学生がザザ語を週に一度学んでいる。クルド語の授業は母語がクルド語の英語講師が、ザザ語の授業は母語がザザ語である退職したトルコ語教師がを行っている。この教育を受ける学生たちは、母語での読み書きを学べると非常に喜んでいる。さらに、文明の発祥地であるアナトリアが育て、愛と寛容の哲学でアナトリアに魂を与えた神秘主義者についての「アナトリア友愛の哲学」の授業を、400人の学生が選択した。この授業は私が教えている」。
ボズトゥー教授は、マルディン・アルトゥクル大学では「生きている言語研究所」によるクルド語の授業が大学院の学生に対してのみ行われていると述べ、「トゥンジェリ大学は、(クルド問題の)民主的解決策を支持する唯一の大学である。それゆえ、大学で教育を受けている全ての学部予備課程と学部の学生にクルド語とザザ語を選択制の授業として教えている唯一の大学なのである」と述べた。
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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:18856 )