シムシェキ財務相、TRT6番組でクルド語インタビュー
2010年04月10日付 Milliyet 紙


TRT6番組にクルド語で回答:私はイギリス人ではありません、ゲルジュシュ出身のメフメトです

メフメト・シムシェキ財務相は、TRT6で放送された経済番組に出演し、クルド語を話した。シムシェキ大臣は、子供時代のこと、村のことについて話し、子供時代に熱中したのはフェネルバフチェであったと述べた。共和人民党(CHP)会派代表代理のケマル・クルチュダルオール氏の「イギリス人のメフメト」との批判に対して、シムシェキ大臣は、「私はイギリス人ではありません、ゲルジュシュ出身のメフメトです」と答えた。

メフメト・シムシェキ大臣は、スタジオに入った際、TRT6番組の質問に答え、GAP(南東アナトリア・プロジェクト)計画を短期間で終わらせることを目指していると話した。シムシェキ大臣は、プロジェクトの完了によって、地域において灌漑施設の投資が行われるだろう、これと共に農業、教育、運輸の各分野で大きな発展がもたらされるだろうと述べた。

シムシェキ大臣は、新資産税導入の結果、トルコにもたらされる現金に関しては何らの憶測にも及ばないとし、証券取引所の歴史的記録については、経済における望ましい展開の結果であるとの見方を示した。シムシェキ大臣は、番組司会者のアラアッティン・フラト元国会議員と共に、短いリハーサルを行った後、撮影に入った。

番組の最初に、シムシェキ大臣のバトマンのゲルジュシュ郡にある村での生活と、そこにいる親戚のことが説明されたVTRが放送された。VTRの後で、シムシェキ大臣は、クルド語で問われた質問に、クルド語で回答した。

番組司会者の「なぜゲルジュシュの人々は、みな“ご主人”(ağa)と呼ばれるのでしょう?」との質問に、シムシェキ大臣は以下のように回答した。「なぜなら、ゲルジュシュの人々はお客様をとても手厚くもてなす人々だからです。そこにはホテルがないために、他のところから来た人々はみな、客人として家に招かれます。この客人を大切にもてなすということのために、ゲルジュシュの人々は、“ご主人”と呼ばれるのです。」

ゲルジュシュの人々が、車の前の席に座りたがることについてもシムシェキ大臣に質問された。シムシェキ大臣は、この質問に対して「なぜなら、彼らはみんな“ご主人”だからです。ご主人達は後部座席に座りません。みな前の座席に座ります。」と答えた。

シムシェキ大臣は、子供のころ村で羊飼いをしていたこと、特に夏、学校が閉まる期間に羊と子羊を放牧していたと述べた。シムシェキ大臣は、子供のころは大臣になることなど頭の端にも上らなかったと言い、「私は大きくなったらサッカー選手になることしか考えていませんでした。」と言った。

■フェネルバフチェがだめなら、ブルサスポルがいい

番組司会者は、熱烈なフェネルバフチェファンであるシムシェキ大臣に、「大臣殿、私たちはあなたがガラタサライファンであることを知っています。」と冗談を言った。シムシェキ大臣は、「いいえ、これは正しくありません。私はフェネルバフチェのファンです。フェネルバフチェは、私の子供時代の恋人です。」と述べた。シムシェキ大臣は、フェネルバフチェの状況を評価し、今の流れにあまり満足してはいないと話した。シムシェキ大臣は、「できれば今年はフェネルバフチェがチャンピオンになってほしい。しかし、フェネルバフチェがだめならばブルサスポルが(チャンピオンに)なることを望みます。」と言った。

番組の経済に関する部分は、トルコ語で行われた。

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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:18862 )