高等教育機構機構長のユスフ・ズィヤ・オズジャン教授は、大学内の一部学科を無試験で入学できるように努力している、と発表した。
オズジャン教授は中東工科大学発展財団高校の最終学年である息子のオメル・バランを、大学入試一次試験(YGS)を受ける中東工科大学文理学部へ連れて来た。
「大学入試センター理事長のウナル・ヤルマアン教授が大学における一部学科への無試験入学に関する提案をおこなったが、これは可能なのか?」という記者の問いに対して、オズジャン機構長は、次ようにこたえた。
「一部学科を無試験で入学することを認めるのは可能です。少し前からどの学科が無試験入学可能にできるかを考えてきました。たとえばドイツでの法学教育はそうです。皆が入ることができ、優良な成績を収めた人はそのまま続けられ、そうでない人は止めることができます。このように私達も一部学科を無試験で入れるように努力しているのです。」
「どのくらいの期間で実現できるのか?」という問いに対しては「要望を取り纏めねばなりません。少し実現へ近づいています。数年以内に卒業する学生ために準備するつもりです。その時点で無試験で入れるようになります」と回答した。
記者の質問に(入学試験を受ける)バラン・オズジャンも緊張していると答えた。「この試験制度について父親について不満はあるか?」という問いには笑いながら「ありません」と答えた。
「この国の国民は皆受験しなければならない状況にあり、父は最良の方法を心得ているのです。」と語った。
息子のバラン・オズジャンはビルケント大学の奨学を得て経営学を学びたい、とも語った。
「この制度のせいで不利益を被ったと思うか?」という問いにバラン・オズジャンは「分かりません。受けてみます」と答えた。
記者からバラン・オズジャンへの「試験に向けてよく勉強したか?」という問いに関して父親のオズジャン機構長が「少しは勉強しているようです。どのくらいかは知りませんが」と語った。
オズジャン機構長は、息子にどのようなことを教え込んだのか、という問いに対しては「継続的な努力と集中力を失わないことが大切だ、と教えました」と語った。また緊張しているか、と尋ねた記者には「他の親と同じように私も少し緊張しています」と答えた。
また、オズジャン機構長は息子の試験結果を待たずに仕事の為国外へ出ると話した。
同機構長は息子のバランと共に9時15分くらいに試験がある中東工科大学物理学棟へ来た。バランの母親と兄弟も一緒だった。機構長は息子のバランが建物に入る際に、鉛筆と消しゴムをちゃんと持ったかどうか尋ね、そのあと息子を抱きしめ、キスをして成功を祈った。
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( 翻訳者:尾崎昂 )
( 記事ID:18867 )