オルタキョイの女性たち、露店市禁止に抗議
2010年04月11日付 Radikal 紙

オルタキョイ手工芸市のメンバーの女性達は、お土産品の露店を撤去したベシクタシュ区のイスマイル・ウナル区長に抗議した。

女性達は6ヶ月間空腹との境で生活していると述べ、問題の解決を望んだ。
ベシクタシュ区によってオルタキョイに作られていたお土産とアクセサリーの露店が、昨年9月に、環境整備と改築という理由で撤去された。今朝、オルタキョイ広場に集まった約50人の女性が「露店市を返して欲しい」、「オルタキョイをオルタキョイたらしめている手工芸市」、「早く誰か私たちの声を聞いて」、「私たちは女性であり、犠牲者である」、「時は満ちた。約束を果たせ」、「死ぬしかない」といったプラカードを広げた。

イスマイル・ウナル区長が、より現代的な露店市を開く旨の約束したとして、女性達を代表して、アニヌル・バラバンが記者会見を行なった。オルタキョイ手工芸品市が26年来続いてきたことを述べたバラバンは、「いつでも社会民主主義者であると自負し、女性の権利を支持すると主張していたイスマイル・ウナルは、私達に約束した。9月12日に露店市を撤去した。6ヶ月間私達はおなかを減らしている。露店を戻して欲しい。もし、露店を元に戻さないなら、私たちはより一層強い抗議行動を行う」と話した。

銀行から受けている消費者ローンを払うことができないと語気を強めるアイシェ・トプズは、19年間真心こめた品物を露店で売ってきたと述べ、「この露店のおかげで子供を学校にやった。私は、ガンである。治療を行なうために2万リラ借金した。6ヶ月の間収入がない。私の娘が、私を世話している。彼女がいなかったら私はどうなっていたか分からない。」と語った。記者会見に続いて、グループは手にプラカードを持ってオルタキョイ広場を行進した。その後、集団は何事もなく解散した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:18869 )