大学入試センターは、昨日150万人の学生が奮闘した大学の入試問題に、アタテュルクのトルコ国民という言葉に触れ、「クルド問題の民主的解決」を行う格好となった。
イスタンブル―トルコでは昨日大興奮の中、150万人の学生が競った大学入試一次試験(YGS)の「社会のテスト」で出されたある歴史の問題に注目が集まった。
何か月にもわたって議論された「クルド問題の民主的解決策」の影響が、今年度の大学入試一次試験でも見られた。
1922年にアタテュルクが行った演説を引用して作成された試験問題では、「トルコ国籍」の定義が強調されている。
正解が「Ⅰ、Ⅱ、およびⅢ」となる問題は以下のとおり。
アタテュルクは「トルコ国民とは民族的、もしくは宗教的、文化的に統一されていて、互いに尊敬しあい、互いへの献身の念にあふれ、運命、前途、利害関係を共にする共同体である」と言った。
アタテュルクはこの言葉によって
Ⅰ.豊かな文化を分かちあうトルコ共和国国籍
Ⅱ.人間の価値を基礎とするアタテュルクのナショナリズム
Ⅲ.共同体が団結と連帯の精神で一体化した状態
のうちどれを意味していたのだろうか?
一次試験の答案用紙の採点は火曜日に始まる予定。大学入試センターのウナル・ヤルマアン所長は、試験の結果は4月の下旬もしくは5月の上旬に発表する予定だと述べた。
この試験で180点を取れた学生は、6月19~20、26~27日に行われる学部決定試験を受験することができる。
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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:18874 )