「『市民権保護評議会』を中心に『貞節とヘジャーブ』計画を実施する」:内務大臣が発表
2010年04月26日付 Iran 紙
【社会部】文化革命最高評議会が決定した「貞節とヘジャーブ」計画が、まもなく「市民権保護評議会」を中心に実施される予定だ。
モスタファー・モハンマド・ナッジャール内務大臣は、全国各州に設置された「女性問題局」の局長らを集めた会合でこのように発表し、次のように述べた。「〔‥‥〕残念ながら、目下社会では規範を無視した行動が多く見受けられるが、その原因は過去の誤った政策にある。同時に、社会にいる偏屈な人々の多くは、規範を無視するような行動が一部に見られるのは、〔政府が〕こうした行動に対してきちんと対応してこなかったからだ、などと考えている。しかし、この考えは間違っている」。
同相は、「内務省は、
逸脱や
迷信、及び一部の〔問題ある〕団体の〔社会への〕進出に対する取り締まりを予定している」と指摘し、さらに「貞節とヘジャーブ計画は、実施優先課題として、さまざまな機関によって間もなく開始される。この計画の実施のためには、イスラーム神学校にいる経験豊富な人材を活用する予定である」と付け加えた。
同氏は、「『市民権保護計画』の枠組みのなかで、各機関ならびに国家社会評議会家族委員会の協力を得ながら、文化・社会・治安などの各分野が共通に抱える複合的な問題の調査が行われ、そこから家族という制度やそこでの
女性の役割の強化が図られることになろう」と強調した。
同相はさらに「『社会における貞節とヘジャーブ』計画をはじめ、これらの文化的計画は、人々の宗教的信仰心の強化と関連づけて実施されなければならない〔‥‥〕」と付け加えた。
〔中略〕
同氏はつづけて、「各大学もまた、貞節とヘジャーブを守ることが義務付けられている。国内の大学の多くは国立大学であるが、国立大学でなくとも、国から認可を受けているのだから、社会の価値観に従う義務がある。これを実行するためには、すべての人が
勧善禁悪という教えの中で、社会における貞節とヘジャーブの価値に注意を払うことが必要である」と述べた。
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( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:19015 )