国防相、中型航空機製造計画、及び新たな対巡航ミサイル・システムの生産を発表
2010年05月03日付 Iran 紙
【政治部】イランが自前の力に依拠して、先端的な国防力の発展・確立へと突き進んでいることは、大きな重要性を有する事実であり、注目に値することだと、専門家らは証言している。
昨日、国防相の口からまたしても、国防上重要なニュースが二つ発表された。「100人から150人までを収容できる中型航空機の製造計画」、ならびに「毎分4000発の砲弾を発射する能力のある、新たな対巡航ミサイル・システムの生産」がそれである。
政治専門家らの指摘によると、防衛・軍事的手段を国内で設計・製造することは、本質的に効果的な抑止力の基盤形成を結果し、国防力だけでなく、さらには外交力の強化をもイランにもたらすものだという。
イラン・イスラーム共和国はここ数年、陸海空の各分野において、極めて質の高い防衛上の手本を、地域諸国に対して示してきた。その結果、イランは地域の安全を確保する一方で、〔アメリカなどの〕超地域的な敵に対して明白なメッセージを送ることが出来たのだ。
また、各分野におけるイランの防衛力が、国際的な報道機関の注目をつねに浴びてきたことは、言うまでもない。
さて昨日、国防大臣のヴァヒーディー司令官(准将)は報道関係者らを前に、100人から150人を収容できる中型航空機の製造計画について明らかにし、「ジャンボ機の製造についても、我々は民生部門と協力しているところだ」と語った。
〔中略〕
新たな対巡航ミサイル・システムの製造に成功
国防相はさらに、次のように発表した。「国防省の専門家たちは、毎分4000発の砲弾を発射することのできる大砲型の短距離防衛システムの製造に成功した。このシステムは、巡航ミサイルのような低空で飛行する脅威に対して用いられるものである」。
ヴァヒーディー司令官は、近代的な領空防衛システムの製造に向けて、国防省が努力を続けていることに言及し、「短距離、中距離、及び長距離射程の各防衛システムの製造をはじめ、様々な部門において、我々は〔他国に依存することなく独自に〕設計・製造を行っている」と語った。
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( 翻訳者:古賀夏樹 )
( 記事ID:19038 )