ロシアとの相互ヴィザ免除、施行まであと一歩
2010年05月07日付 Radikal 紙

トルコ、ロシア間でのビザなし渡航のための協定は、5月11日から12日のドミートリー・メドヴェージェフ大統領のトルコ訪問の際に調印される見通し。

モスクワ-トルコとロシア間のビザなし渡航のための協定は、2国の関係委員会の間で仮調印され、ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ大統領が5月11-12日にトルコを訪問する際に調印され、施行される見通しであることが明らかとなった。

在モスクワトルコ大使であるハリル・アクンジュは、アナトリア通信(AA)に対して行った説明で、ビザ廃止に向けた協定が両国の領事部の間で仮調印され、互いに国内承認プロセスが始まったと語った。

アクンジュ大使は、両国の関係部局が合意に至った内容について、それぞれの国が検討し見解を明確にした後、協定に調印することになると述べ、「ロシア側から、いくつかの非常に細かい記述の変更の要求がありました」と述べた。

同大使は、両国は内容について合意に達し、メドヴェージェフ大統領のトルコ訪問の際に同大統領とアブドゥッラー・ギュル大統領が国内承認プロセスの終了を待たずに、協定に調印することもありうると述べた。

今年中に施行されることが期待されるビザなし渡航は、当初、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が1月にモスクワを訪問した際に議題に上がり、ロシア側も積極的であったために協議が始まった。

仮調印された文書では、トルコとロシア国民が1ヶ月以内に観光目的で相手国を訪問する場合はビザが免除されることになっている。立場がことなるために、ロシアでお金を稼いでいるトルコ国民とロシアで学ぶトルコ人学生はこのビザ免除の適用外である見通し。ビザ免除については、ソヴィエト時代からこれまで実施されていて、ロシア側により厳格に適用されているいくつかの規則にどのように影響するかはなだ分かっていない。現在ロシアに入国するすべての外国人は3日間内に連邦移住庁に登録することが必要である。

トルコとのビザ免除に関する情報は、ロシア国民のばあい国境で20ドルで容易にビザを取得することができるのにもかかわらず、ロシアでも強い関心をもたれている。昨年トルコ側の統計では260万、ロシアの統計によれば190万のロシア人がトルコを訪れた。  

観光目的でモスクワを訪れるトルコ人は3-4万人の間とみられている。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:19059 )