大統領「彼らは嘘偽りによってイランの歴史を歪曲しようとしている」 (下)
2010年05月01日付 Jam-e Jam 紙
アフマディーネジャード氏はまた、安全やエネルギーをめぐる問題が我々の属する地域の主要問題となったことは、歴史上一度もなかったと指摘して、次のように述べた。「世界で支配的な位置を占めるべき論争は、文化と〔世界の〕統治のあり方をめぐるものでなければならない。それ故、私たちが抑圧者たちに対して挑んでいる論争とは、〔他国への〕振る舞いや倫理、人間性をめぐるものなのである」。
大統領は、敵はイランの栄光ある歴史を隠蔽しようと企てていると強調して、次のように述べた。「文化と文明をめぐる論争であるにも関わらず、彼らは問題を別の方向に逸脱させて、『私たちの地域〔=イラン周辺地域〕では歴史上、戦争と対立が絶えなかった、だから我々は安全を確立するためにやってきたのだ』などとぬかすのである。しかし、本当はそうではないのだ。彼らが恐れているのは、この地域がもつ文化と文明なのである」。
アフマディーネジャード氏は続けて、「彼らが中東に駐留することを望むのは、中東が世界の文化と文明、世界政治の中心だからである。だから、彼らは空気中を粉塵で一杯にすることで〔=障害をたくさん設けることで〕、世界の諸国民が自らの目指す目標に到達できないようにしているのである」とも述べた。
大統領はまた、イランの力の源泉について指摘し、「イラン国民は、一神教を奉じる清らかで勇敢なる国民であり、歴史と文明の建設者である。世界の将来に、中心的かつ決定的な役割を果たすであろう」と語った。
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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:19065 )