エディルネカプ墓地での母の日
2010年05月09日付 Yeni Safak 紙

「母の日」のため朝の早い時間帯からエディルネカプ墓地にやってきた殉職者の母親らは、殉職した子供達のお墓参りをした。
花を持ってお墓参りにきた殉職者の母親達は、お墓の前で祈り、花を供えた。
子供達のお墓を掃除して、地面に水をまいた殉職者の遺族は、墓地を訪れた人々にチョコレートを配った。軍警察伍長で殉職したジェンギズ・サルバシュの母ギュルヤズ・サルバシュさんは、アナトリア通信へのインタビューで、21歳の息子が昨年トカトのレシャディエ郡で殉職し、息子の無念さを思うと心が張り裂けそうだと述べた。サルバシュさんは、テロが今すぐ終わり、母親達の心が二度と傷つくことのないよう望んでいると述べた。
兵卒で殉職したムラト・タシュの母親ネリマン・タシュさんも、1979年生まれの息子が昨年シイルトのエルフ郡で殉職し、1年間続いている痛みが今も日毎に増していると述べた。ネリマン・タシュさんは、息子が徴兵に行くとき結婚3年目であったと述べ、3歳半になる孫がおり、彼に父親なしで育つつらさを味わわせることになると述べた。タシュさんは、朝の早い時間帯に墓地を訪問して、1日中息子と過ごすことを望んでいると述べた。
兵卒で殉職したオウズ・パルパルオールの母親ハティージェ・パルパルオールさんも、息子は1984年生まれで、2005年にスルナクのウルデレ郡で殉職したと述べた。
ハティージェ・パルパルオールさんは次のように話した。
「朝起きてテレビをつけた。スルナクで殉職者のニュースを見たテレビで。全ての痛みが襲ってくるようだった。このテロはいつ終わるのか。これほどの若者の血を、どこまで流すというのか。どうかテロを終わらせてほしい。子供達を返してほしい。息子を失った時、彼は21歳だった。まだ彼は子供だった。彼が私にくれるはずの花を、私は今日彼のために持ってきました」
一方、「母の日」の今日、イスタンブル商工会議所と大統一党のメンバーからなるグループも、殉職者の母親達に花を贈った。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:19075 )