アーヤトッラー・マカーレム、アゼルバイジャン共和国におけるモスク破壊に警告
2010年05月13日付 Jam-e Jam 紙
偉大なるマルジャエ・タクリード〔「模倣の源泉」。シーア派宗教界の最高権威〕の一人が、シオニストとワッハーブ派信徒のアゼルバイジャン共和国におけるモスク破壊活動に対して警告を発した。
ファールス通信の報道によると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは、ゴムの大モスクで行われたイスラーム法学のハーレジ〔神学校の上級クラス〕の授業で、次のように語った。「最近、アゼルバイジャン国から接触があり、私のもとに手紙が届いた。アゼルバイジャン国で何らかの口実のもとモスクの破壊活動が行われ、すでに多くのモスクが破壊されている、また別の一部のモスクについても破壊が計画されている、という内容だった」。
同氏は続けた。「アゼルバイジャンは世界第二位のシーア派国家であり〔※イランに次いでシーア派信徒が多い国はパキスタン、その次がイラクであると思われる〕、国民の95パーセントがシーア派信徒である。シオニストとワッハーブ派信徒は手を携えて、同国のシーア派信徒に対して陰謀を企て、その目標をモスクに定めたのだ」。
同氏はさらに「アゼルバイジャンの人々は我々からの指示を求めた。我々は抵抗せよ、殺された人々は殉教者であるとのメッセージを伝えている」と述べ、「もし彼ら〔=アゼルバイジャンにいるシオニストとワッハーブ派信徒〕がこの活動を続けるならば、自分たちの国を不安定な状態に陥らせることになる。アゼルバイジャンの人々は誇り高い。我々の指示を受け入れてくれることだろう」と指摘した。
関連記事(シーア派文化普及に向けて衛星放送局設立へ)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:19146 )