炭坑で爆発事故
トルコ石炭協会(TTK)カラドン支局に所属するゾングルダクの炭坑で爆発事故が起きた。この爆発で多くの負傷者が出ている。
ゾングルダクのエルダル・アタ県知事は「坑内にいると報告されている30人の坑夫たちに500メートルほど近付いた」と述べた。
トルコ石炭協会カラドン支局に所属する、ゾングルダクのゲリキ町にある開かれたばかりの炭坑で爆発事故が起きた。負傷した10人の坑夫たちが救出されるも、依然、深さ540メートル地点で働いていた30人の坑夫たちの発見に尽力している。
ゲリキ町にあるトルコ石炭協会に所属する開かれたばかりの炭坑で、5月17日午後一時三十分頃に爆発が起きた。最初の調査によると爆発は地下540メートル地点で起き、10人の坑夫たちが負傷した。負傷者は仕事仲間によって坑内から救出され、救急車で運ばれた。彼らは事故現場で応急処置を受け、そのあとゾングルダクの異なる病院にそれぞれ搬送されたが命に別状はないという。
爆発のあと地下160~360メートル、460メートルで働いていた坑夫たちを避難させた。しかし爆発が起きた地下540メートル地点にいた30人の坑夫たちのもとへは到達できなかった。
■ 家族・友人らは不安である
坑夫の家族・友人らは爆発を知ると事故現場へ押し寄せ、助けを求め叫んだ。彼らの中には心的外傷を患った者もおり、救急車で運ばれ応急処置を受けた。坑夫の家族・友人らが希望を持って待ち続けている中、事故現場へは多くの救急車が送られた。
■ 事故原因は電気ケーブルの故障
事故現場に駆け付けたトルコ石炭協会マフムト・オズチェリキ総局長は、爆発は電気ケーブルの故障から起きたと推測していると述べ、「救出チームは身動きの取れない状態にある坑夫たちをさがすために坑内に入りました。我々は岩盤の崩落は起きていないと考えています。しかし坑夫たちの状態がどうであるかという情報は得られませんでした。現在は抗夫たちの発見に力を尽くしています」と続けた。またオズチェリキ総局長は事故の負傷者に命の別状はないと語った。
ゾングルダクのエルダル・アタ県知事は、トルコ石炭協会カラドン支局所属の炭坑で起きた爆発事故を知るとすぐに現場に駆けつけ炭坑関係者から事情を聞き、その内容を専用車の中からオメル・ディンチェル労働社会保障大臣に電話で知らせた。
■ 別の坑道から向かっている
調査に加わったトルコ石炭協会チェティン・オヌル副総長は、救出チームが地下540メートルまで到達しようとしていることを述べ、「爆発と共に炭坑の情報システムも故障した。これにより坑夫と連絡が取れなくなってしまいました。爆発が起きたので救出チームは別の坑道から事故現場へ向かっています。彼らの到着によって、確かな情報が得られるでしょう」と話した。
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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:19148 )