ナクシュバンディー教団のあるシャイフの墓廟、15年ぶりに参詣を認められる
2010年05月23日付 Radikal 紙


■シャイフのお墓は人だかり

バトマン県のオメルギョズにあるシャイフの墓廟への参詣が15年ぶりに許可され、訪れた人は4万に達した。

バトマン県ベシリ郡のオメルギョズ村にあり、15年前から今日まで治安上の理由で、集団参詣が禁止されていたナクシュバンディー教団のシャイフ・ズィランのお墓への参詣が許可された。「シャイフ・ハリト追悼と振舞料理」と名付けられたイベントにトルコ国内のいろいろな地域から延べ4万人が参加した。

このイベントの参加者を迎えたのはシャイフ・スレイマン・バアドゥ氏で、彼等の為に250頭の牛、50頭の羊、50頭の子羊が用意され、5トンのコメと2トンの小麦を使ってもてなされた宴会では5万個のパンがふるまわれた。ベシリ郡にあるズィランの墓では、15年ぶりに開催された「シャイフ・ハリト追悼と振舞料理」のイベントに約4万人が参加した。

シャイフ・セルマン・バアドゥ氏はベリシ郡から墓廟にやってきた際、墓廟の入り口で群衆に囲まれ、大騒ぎとなった。男女を問わず多くの人々に拍手喝采で迎えられたバアドゥ氏は、トルコ中で、墓廟への参詣者があふれていると語った。

シャイフ・セルマン・バアドゥ氏は、2日間の参詣でサムスン、オルドゥ、ヨズガット、リゼ、ゾングルダク、ヴァン、エルズルム、テキルダウ、アンカラ、イスタンブル、サカルヤ、コンヤなどから数千人の人々がお墓を訪問したことは、彼ら自身にとってとても幸せなことだと述べ、「皆兄弟のようになった。トルコへ、同胞というメッセージを伝えた」と語った。

ナクシュバンディー教団に属するジラン・シャイフ・セルマン・バアドゥ氏は15年ぶりに整備された墓廟で、誰も怪我をする人もいなかったと語り、次のように述べた。
「西部の県から訪れた来客を、この町の人々は大変良くもてなしています。1000人を超えるわが友人らが、来客のために手助けをしています。この地で皆が一堂に会したことを幸福に思います。楽しさの中で、西部から訪れた人々と地元の人々とが親しくなり、それぞれの思いを遂げました。昔から私達の先祖が行ってきた伝統や風習を続けていくことが、われわれの義務だと思っています。ここに皆が集まってきたのは愛があるからです。本当に久しぶりに、私達もトルコ中の仲間と一堂に会したいという思いを遂げることができました。」

15年間バトマン県当局が治安上の理由で許可しなかった墓廟への参詣と追悼が今年解禁され、多くの人が墓を訪れた。250頭の牛、50頭の羊、50頭の子羊が用意され、5トンのコメ、2トンの小麦を使った宴会では5万個のパンがふるまわれた。

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( 翻訳者:尾崎昂 )
( 記事ID:19205 )