女性センター副所長「『ヘジャーブと貞節』計画は女性の集まる所から始めよ」
2010年05月19日付 Mardomsalari 紙
大統領府女性家族問題センターの副所長は、「ヘジャーブと貞節」はイラン文化に古くから存在してきたと指摘し、「『ヘジャーブと貞節』は永遠の肉体的・精神的欲求であり、この欲求が人々の内側で正しく形成されるには、そのための文化的土台を社会に築き上げる必要がある」と述べた。
ファリーバー・スーリー氏はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューの中で、「『ヘジャーブと貞節』をめぐる議論は、男にとってであれ女にとってであれ、またイラン人にとってであれ非イラン人にとってであれ、〔普遍的な〕一人間的欲求として常に提起されてきた問題であり、包み隠すようなものでは決してない。なぜならこれは、必然的な欲求だからである。もし私たちが食欲を感じるのであれば、同様に精神的欲求もまた感じるはずだ」と話した。
「夏が近づきつつある今、この問題への関心が少々うすれているようだ。貞節をめぐる問題が再び我が国で議論されているのは、まさにこうしたことが理由なのである」と彼女は言う。
スーリー氏はさらに、「ヘジャーブと貞節」計画は学校や大学のような若年の女性が集まる場所から開始し、〔そこからさらに〕各行政機関、そして各都市の全域〔に拡大して〕実施するのが望ましい、と明言した。
同氏は、文化活動は広い範囲で実施されなければならないと指摘し、「『ヘジャーブと貞節』計画は女性や特定の集団だけに限られるものではない。国民一般、もっと言えば、男性に対しても実施されなければならない」と述べた。
同氏によれば、敵は文化的侵略を実行する際、ある一点だけでなく、社会のすべての人々をその攻撃の対象としているという。「われわれも文化的活動に際しては、その活動範囲を広くし、『ヘジャーブと貞節』の文化を再び、全国に出現させる必要がある」。
大統領府女性家族問題センターのスーリー副所長は、ヘジャーブは古よりイラン文化のなかに存在してきたと述べ、「われわれには、三千年以上にもわたってつづく文化の歴史がある。当時〔=三千年前?〕も服装や貞節をめぐる議論が行われていた。この文化はその後、イスラーム文化と融合してさらに輝きを増し、豊かなものになったのだ」と指摘した。
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( 翻訳者:吉田みずき )
( 記事ID:19213 )