イエメン政府「湾岸協力会議への加盟準備は順調」
2010年05月24日付 al-Hayat 紙

■ イエメン、「湾岸協力会議への加盟準備は順調」と表明

2010年05月24日付『アル=ハヤート』(ロンドン)HP経済面

【サヌア:イブラーヒーム・マフムード】

 イエメンのアブドゥルカリーム・アル=アルハビー経済担当副首相兼計画・国際協力相は、「湾岸協力会議(GCC)の一部の委員会へのイエメンの段階的な加盟は、完全加盟に向かう道だ」と述べ、本紙に対する談話の中で「湾岸諸国との過去の様々な障害を乗り越えた相互協力関係およびパートナーシップを築く作業が進められている。そうした協力関係は政治、経済、文化、安全保障上の諸要素に見合った関係の再構築に適した諸条件を満たすための共同作業の基盤となるものだ」と表明した。

 アルハビー副首相は、イエメンをGCCに加盟させるための3つの主な方面における作業について明らかにした。そのうち第1の方面では、GCC加盟諸国との製品およびサービスの貿易の流れを拡大するとともに、イエメン経済が金属、農業、工業製品の生産や漁業、観光業、免税地区について有する相対的な特性を活用することに注力する。

 またアルハビー氏は、「第2の方面では、失業とそのイエメン社会に及ぼす影響を軽減し、国外居住者の送金など労働者からの収入を活用し、公的準備を強化し、国際収支の安定を実現し、国内への投資のための追加的財源を確保し、湾岸諸国の労働市場における競争力を強化する目的で、労働市場において高まる需要と供給のギャップに対処するため、イエメンと湾岸諸国の間での労働力の移動に注目する」と述べた。

 また、「第3の方面では職業能力開発に注目し、イエメン経済の中でも地理的位置の面や天然ガス、漁業、観光業、加工産業や戦略的産業、免税地区といった比較的有望な生産・サービス部門における投資や活動を拡大するようGCC加盟国の民営部門に促す」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:平川大地 )
( 記事ID:19233 )