バスィージ長官「あらゆる領域にバスィージが参加できるよう道を開いておく必要がある」
2010年05月22日付 Mardomsalari 紙
「被抑圧者の動員機構」(バスィージ)長官は、「あらゆる領域にバスィージが参加できるよう、道を開いておかなくてはならない」と述べた。
ISNAの報道によるとモハンマド・レザー・ナグディー司令官は、マシュハドのナフル・ホテルで行われた第5回「技術者バスィージ」全国大会に出席し、次のように述べた。
今日、世界を支配する悪魔の国々はおろかにも、知と称して、次のような人間の定義を提示している。すなわち、人間とは生活を続け、そこから快楽を得るためならば、どんなことにでも手を出す、殺人さえ厭わない、というのである。これに対してイスラームの見地では、人間は神のもとへ達する手段として、世界を利用するために創造されたのである。ザフラー陛下〔預言者ムハンマドの娘で初代イマーム・アリーの妻〕の歩まれた人生は、今日の病んだ、無知に満ちた世界において、無限なる神に到達するための理想的なモデルとなっている。
同司令官はさらに、次のように強調した。「バスィージ隊員とは、あらゆる選択権、自由がありながらも、利己主義には陥らずに、人々に尽くすことを選んだ人のことである。彼が自分のために生活するようなことは、決してない」。
同司令官は、バスィージの哲学とは利己主義の拒絶であるとの見方を示し、「バスィージ隊員は、イスラームが求めるままに行動する。彼は神への愛を胸に、〔倫理の〕高みへと至り、イスラームを守り、理想的な社会を建設し、時のイマーム〔※終末の時に再臨すると信じられている救世主マフディーのこと〕到来の土台を用意するために、奉仕の領域に足を踏み入れるのである」と語った。
「被抑圧者の動員機構」長官は、バスィージは戦線において輝かしき事績を残したと強調しつつ、「しかしこの精神は、ただ〔イラン・イラク戦争という〕時代状況に応じて生まれたもの、軍事的な領域にだけ利用できるものなのだろうか?そうではない。この至高の価値〔=バスィージの精神〕は、それがいつどこに顕現するかに関わりなく、〔軍事的な場面だけでなく、政治・経済など〕あらゆる場面で奇跡を起こすのである」と付け加えた。
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( 翻訳者:長島太郎 )
( 記事ID:19235 )