船長はトルコと交信中だった―イスラエル軍襲撃時の会話の全容
2010年05月31日付 Milliyet 紙
ガザに援助物資を運んでいた船がイスラエル軍の攻撃を受けた際、マーヴィ・マルマラ号の船長は、海運局捜索救援センターと交信中だったことが明らかになった。
海運局捜索救援センターに連絡をいれた546人の乗客、29人の乗り組員を乗せたマーヴィ・マルマラ号の船長は、ボートとヘリコプターからイスラエル兵が船に乗り込んできたと語った。
交信が途絶えがちだったという状況下で、双方が語った内容は以下のとおり。
捜索救援センター:マーヴィ・マルマラ号へ、こちら、捜索救援センター。マーヴィ・マルマラ号へ、こちら、捜索救援センター。
マーヴィ・マルマラ号:妨害電波装置を持ち込んでいる!ほんものの武器を使っている!
捜索救援センター:マーヴィ・マルマラ号へ、こちら、捜索救援センター。
マーヴィ・マルマラ号:けが人がいる。ほんものの武器を使っているんだ!
捜索救援センター:攻撃は始まったのはいつですか?
マーヴィ・マルマラ号:そちらの声は聞こえない…。
マーヴィ・マルマラ号:こちらの位置を知らせる。(船長が位置を伝える。)4時32分からヘリコプターが兵士を落下させはじめた。
捜索救援センター:ボートからも兵士が乗り込んできたのですが?周辺にいたボートから?
捜索救援センター:マーヴィ・マルマラ号、イスラエル軍はどこからきたのか?ボートから?
マーヴィ・マルマラ号:ボートとヘリコプターからだ。ヘリコプターから兵士が落下してきた。
捜索救援センター:ほかの船の状況はどうなっていますか、マーヴィ・マルマラ号?
マーヴィ・マルマラ号:今、ふたたび、発砲された。今だ、今。発砲だ。
捜索救援センター:ほかの船も攻撃をうけているのか?
マーヴィ・マルマラ号:船の周囲が囲まれている。船同士の交信は妨害されている。
捜索救援センター:負傷者についての情報はありますか?マーヴィ・マルマラ号。
マーヴィ・マルマラ号:今はわからない。
捜索救援センター:死者は?
マーヴィ・マルマラ号:ノー、ノー。今はわからないんだ。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:19284 )