1万人の新任教員、任地発表式―国民教育省
2010年06月05日付 Zaman 紙

発表を待つ何万人もの教員の注目がアンカラに集まった―国民教育省(MEB)は昨日、1万人の新任教員の任地を発表した。

大きな熱狂に包まれた国民教育省(MEB)バシュオーレトメン・ホールにおける任地発表式で、採用者名簿に自分の名前を見つけた人々は、電話に飛びつき朗報を伝えた。ニメト・チュブクチュ国民教育大臣は任地が発表された新任教員が教育に新しい息吹をもたらしてくれると述べた。チュブクチュ大臣は、今後は毎年一度8月に教員の任地発表を実施する予定を明らかにした。チュブクチュ大臣はある調査によるとトルコにおける教員の73%が40歳以上であることを明らかにし、人口の平均年齢と比較すると若者人口が多いトルコにおいて、教員の平均年齢も下げることが活気ある教職にとっても重要だと語った。

チュブクチュ大臣は今日までに教員の任命を1学期の終わりと夏休み合わせて2回実施してきたことについて、教育活動に支障をきたさないよう今後は毎年夏休みに一度8月に任命を実施する予定を明らかにした。チュブクチュ大臣は昨日行われた任地発表式は一度だけの例外的なものであると述べ、今回の採用は教員雇用に関する新たな計画への移行期において、教員に不利が生じないよう行われたものであるとした。チュブクチュ大臣は、今回の発表で正規教員になる契約教員のポストは、まず健康や家族の理由から任地の変更を望む契約教員のために用い、その後、空席となるポストにつき7月9日に契約教員の採用が行われると述べた。

チュブクチュ大臣の会見の後、ネットにて任地発表が行われた。パソコンによる抽選の結果1万人の教員の内条件に合った9,599名の教員が、希望に合わせて任地を発表された。発表時に、スクリーンから任地を見つけた人々は、お互い抱き合い喜びを分かち合った。ムシュでの契約教員を行っている姉の名前をリストで見つけたビュシュラ・トクルオールさんは、電話で朗報を伝えた。ビュシュラ・トクルオールさんは姉であるテュルバ・トクルオールさんがイスタンブルで正規教員として働き始めることを伝え、「彼女も今とても喜んでいます。私たちはとても幸せです」と話した。一方、自分達を「仕事もなく保証もない教育者の集まり」と呼ぶ人々が、国民教育省の前で抗議を行った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:19336 )