初等教育7年生対象に、一斉「学力判定試験」実施
2010年06月07日付 Milliyet 紙

初等教育7年生の学生約106万8千人が参加した学力判定試験(SBS)が行われた。

学力判定試験は全国の県庁所在地と国外ではレフコシャ、トラブルスガルプ、リヤド、メディナ、ジッダ、タブク、クウェート、アシガバード、タシュケント、バクー、ビシュケッキで実施された。学力判定試験は全ての試験会場でトルコ時間午前10時に開始された。試験時間は100分で、設問は90問だった。試験問題と解答は
ttp://www.meb.gov.tr/sinavlar/sbs8.htmlで発表される。初等教育6年生は6月12日(土)に学力判定試験を受けることになっている。初等教育6年生と7年生の試験結果は2010年8月6日に公開される。

■キャンディーでお出迎え

イズミルでは、学力判定試験を受験した学生にキャンディーやチョコレート、ペットボトルの水や鉛筆が配られた。県国民教育局のライップ・ユエ局長は、学生たちに元気をだしてもらうために、こうした取り組みをおこなったとのべた。また、県全体では5万1600人の学生が受験をしたという。こユエ局長は、障害を持つ12人の児童のために特別設備を設けた教室で試験が行われ、このほか4人の学生は病院で、1人の学生は自宅で受験をしたと語った。

■1人の受験生に2人の試験監督官

家族がアダナからマラトゥヤ県ダレンデ市に引っ越したばかりのハック・カヤジュ君は、初等教育7年生用の学力判定試験を、ハック君のために用意された部屋で二人の試験監督に付き添われて受験した。試験監督のそばで1人で試験を受けたハック君は、このような待遇を予期していなかったため最初はびっくりし驚いたが、すぐに落ち着いて問題に答えることができたと話した。

■学力判定試験の外国語試験で予想外の事態

学力判定試験の外国語の試験で、今年からはじめて実施された「選択問題」の出題方法が、保護者の批判の的となった。先週末の7、8年生のために実施された学力判定試験では、前年度までと異なり、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語の問題の正解はそれぞれの選択肢群のなかに含まれていた。。

こういう問題になると知らなかった学生が間違えてしまったと話す保護者は実施方法を批判した。ビルフェン学校の教員によると、前年度までは、外国語の問題の解答は、ひとつの選択肢群のなかにあったという。同校の教員は、「今年から、それぞれ言語別に、異なる選択肢群が使われました。昨年度は、たとえば英語の問に答えられなかった学生は、その問題への答えとして、他の言語の問題に目をとおしていた。正解は同じ番号になるので、そちらの問題をといて、英語の問題の答えを見つけていた。選択肢群が、言語別に出されるようになるということについて、事前に発表が行われていなかったために、こうした混乱が起こった。」とのべた。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:19348 )