トルコとイラン、北イラクのPKKキャンプを越境攻撃
2010年06月07日付 Zaman 紙
北イラクにあるテロ組織PKKのキャンプに対するトルコとイラクの攻撃が続いている。
イラクのジャラール・タラバーニー大統領の政党、クルド愛国同盟(YNK)のインターネットサイトは、トルコの戦闘機が本日(7日)シデカン地方を爆撃したと伝えた。YNKは6機の戦闘機が本日シデカン地方の広域にある“マーレ・メラー”と“ターリーン”を攻撃したと述べた。当該地区では大きな被害が生じたと伝えられている。
イラン軍も(同日の)夜間に同地域を砲撃した。イランの攻撃のために“メルゲレシュ”村からの避難が余儀なくされた。トルコ、イラン、イラクの三角地帯に位置するシデカン地方にPKKのハクルクキャンプがある。(ハクルクは地名)
組織の指導者であるムラト・カラユランとドゥラン・カルカンも在留している同キャンプは、PKKの通信センターとしての役割を担っている。イラクで活動するPJAK(ぺジャーク=クルディスタン自由生活党)もこのキャンプで訓練を受けているとされる。ハクルクには約500名のPKKメンバーがいると言われている。
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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:19349 )