イスタンブルで記録的大雨、1名溺死
2010年06月08日付 Hurriyet 紙


天気予報ではイスタンブルの人々に注意が促された。イスタンブルで2日間猛威をふるい、1人の労働者の命を奪う原因となった豪雨は夜間は勢いを弱め降り続くだろう。しかし、明日の朝からまた雨脚が強まるだろう。

イスタンブル気象管区局のムスタファ・ユルドゥルム局長は会見で、雨は夜弱くなるも降り続き、明日の朝からまた雨脚が強まるだろうと述べた。

ユルドゥルム局長は、イスタンブルでは木曜日から雨が上がり、気温は27度まで上昇すると予測されていると語った。

ユルドゥルム局長は、ここ48時間のうちで、1平方メートルにつき、ペンディクで129キログラム、ギョズテペで97キログラム、ベイコズで80キログラム、サルイェルで73キログラム、エミニョニュで68キログラム、カルタルで60キログラム、フロルヤで32キログラム、シシュリで44キログラムの降水量を記録したと述べた。


■114件の事故で33人が負傷

一方、イスタンブル県知事府の県災害緊急時対応局は、昨日イスタンブル気象管区局からイスタンブルにおける豪雨の影響で、さまざまな被害が生じうるとの発表がなされたことに関連して、公共機関に警戒を呼びかけると共に、被害が生じた際必要な調整がなされるよう、県災害緊急時対応局で全職員に任務が与えられたことを書面で明らかにした。

本日16時までに、トゥズラ、ベイコズ、ウムラニイェ、ウスキュダル、カドゥキョイ、バフチェリエヴレル、ガズィオスマンパシャ、バージュラルなど県の全域で、合計1069キログラムの降水量が見込まれているということが消防局の発表で知らされ、また大量のマンホールを取り除く作業を続けているということも述べられた。

発表では、昨日7時から今日17時までの間に、警察署の担当地域では24件の傷害交通事故によって32名が負傷し、89件の物損交通事故が起き、また軍警察の担当地域では事故が1件おき、1人が負傷したと述べられた。

朝、ギョズテペとウンカパヌの高架橋の下で水かさが非常に上昇し、交通が遮断されたが、対策チームが行った復旧作業により状況は普通に戻り、交通が通常通りになったほか、雨による損傷はなかったということだ。

ギョズテペ・ハサンパシャ・オトサン橋の下で、ミニバスの中で身動きがとれなくなり、手を負傷した乗客が救助され、傷の手当がされたこと、カドゥキョイのクルバールデレとカラムシュが隣接する付近で水に流されたメヴルュト・マジトの捜索が続いているということが述べられた。気象管区局が得た情報によると、雨は明日、夕方まで降り続き、徐々に雨脚を増し、夕方以降は雨雲は抜けるだろうと予測されている。

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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:19361 )