チュブクチュ国民教育相、アルメニア人学校卒業式に列席
2010年06月09日付 Yeni Safak 紙

国民教育省ニメト・チュブクチュ大臣はトルコで初めてアルメニア人学校の卒業式に参加した。

トルコのアルメニア人学校の一部の生徒がチュブクチュ大臣から卒業証書を受け取った。
クムカプ・メルイェム中央教会のガザズ・アミラ・サロンで行われた式でスピーチをしたチュブクチュ大臣は、友好のメッセージを述べた。チュブクチュ大臣は、アルメニア人学校の教科書を無料で国民教育省が配布し、教科書のうちいくつかはアルメニア語で印刷されたと語り、宗教的マイノリティの学校に関するいくつかの問題は近いうちに解決されるだろうと述べた。同大臣はローザンヌ条約と共に少数民族の学校は保護下に置かれたと強調した。

チュブクチュ大臣はトルコに幼稚園が1つ、小学校が16校、中学校が5校、計22校のアルメニア人学校で2600人の生徒が教育を受けていると明らかにし、「宗教的マイノリティの学校で教育を受けているすべての学生のためトルコ語とトルコ文化の教科書が無料で配布された」と述べた。宗教的マイノリティの学校用の母語による教科書の準備が最終段階に来たと述べたチュブクチュ大臣は、学生に母語の教科書が無料で配布されるという朗報を伝えた。

チュブクチュ大臣は宗教的マイノリティの学校の教員の必要性についても触れた。同大臣はアルメニア語と宗教文化道徳知識の教員を見つけるのに問題があると指摘し、「この問題を除くためアルメニア系トルコ国民の中から教員資格に相応しい学部を卒業した人々が仕事に就けるよう計らった」と語った。

また新時代には友好的な言葉で語りかける若者を育てることが重要であることに触れ、トルコの宗教的マイノリティの学校の卒業生である若者も世界平和に貢献すると信じていると語った。

宗教的マイノリティの学校を代表してスピーチをしたバクルキョイ・ダドヤン・アルメニア小学校のヘルミネ・ベンリオール校長もチュブクチュ大臣の参加を光栄に思うと述べた。アルメニア人学生が詩を詠み、ダンスをし、歌を歌った後、22校の校章が入った3次元型の額が大臣に贈呈された。チュブクチュ大臣の手から仮の卒業証書を受け取った学生は式で様々なショーを行い、歌を歌った。「黄色の花嫁」という歌を歌った学生は客席から拍手喝さいを浴びた。式の最後には全員で写真撮影を行った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:19369 )