「80-(12+3+8)=?」これを解けない高校生が60万もいる!―大学入試センター長
2010年06月14日付 Zaman 紙


この問題を解けない高校生、60万人

大学入試センター(ÖSYM)長のユナル・ヤルマーアン氏は、誰でも実にたやすく解ける問題を、50万人以上の学生が解けない現状を憂慮している、と述べた。ハベルテュルク紙の報道によると、ヤルマーアン氏は興味深い例を挙げた。

ヤルマーアン氏は「1、2年前に行われた大学入試で、我々は80-(12+3+8)=?という問題を出題しました。今この問題を見てあなた方はどう思われますか。『子どもは解く』とおっしゃるはずです。しかし60万人もの高校生がこの問題に答えられなかったのです。なぜ答えられなかったのか。なぜできないのでしょう。小学生でもこの問題は解きます」と言い、次のように続けた。「試験問題はこの問題のようにほぼ全員が答えられる簡単な問題なのです。それなのに正答できない。我々は、簡単すぎるため、皆が答えられると考える、たとえば『共和国が宣言されたのは何年か』といった問題は試験には出しません。とは言ったものの、もはやそれすらも危ういですね。今この問題を出せば、『100%の正答率』とは言えません。間違った答えをだす学生たちが出てくるのでは、と本当に不安です」

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:19414 )