イズミルで有機栽培に取り組む女性
2010年06月27日付 Radikal 紙

アメリカで農学を勉強した後、ウルラで現代的な農場を作った女性起業家は何十種類もの作物を栽培している。

温室栽培に関する高等教育を受け、アメリカで有機栽培について勉強したイズミル出身の女性起業家は、ウルラに作った農場で有機作物を栽培している。村人たちから以前は「都会の女に農業が分かるはずがない」と言われていたぺリン・オムルオール・バルジュオールさんは、トマトを収穫し、庭の毒性の雑草を抜き、ヤギに予防接種をしている。
ウルラのヤージュラル村でアイェルヤ有機栽培農場を経営するバルジュオールさんは、栽培した有機作物をウルラにオープンした小売マーケットで提供し、好評を得ている。
アナトリア通信記者に対しバルジュオールさんは商業的温室栽培について高等教育を受け、アメリカのカリフォルニア州で2年間有機栽培を勉強したと話した。
バルジュオールさんは有機栽培にアメリカで出会ったと述べ、また次のように話した。「生活の中や菜園で始まり、家で終わるという一つの循環として有機栽培を理解することに私は感銘を受けました。イズミルに帰った際にはこの仕事に取り組もうと決意しました。自然と地球環境に何らかの貢献をしたいとの思いから始めたのです」
バルジュオールさんは5ヘクタールの土地で農作を始め、オリーブ、ぶどう、旬の野菜や果物を育てており、有機栽培で鶏とヤギを飼育し卵、ミルク、チーズを作っている。
土地を25ヘクタールに増やし、500頭のヤギを飼育しており、有機栽培の取り組みの中で生産の全段階に関わっていると述べた。

「化粧をしている女に農業が分かるはずがない」
自身の畑がある村で、以前は「都会の女に農業は分からない」と言われていたと語るバルジュオールさんは、次のように言葉をつづけた。「私が畑を作った時、私には出来っこないし、長くは続かないと村の人々は言っていました。彼らにとって、都会で育ち、大学で勉強し、綺麗に着飾って化粧をしている女性が農業を理解することは思ってもみないことでした。時間が経つにつれて、彼らの考えは変わりました。彼らは驚き、喜んでくれました。彼らも私を信じてくれました。女性であることで苦労した時もありました。しかし好きでやっていることなら、困難も必ず乗り越えられるものです。例えば私は3年間、いのししと格闘しました。その困難でさえ乗り越えているのです」

仕事では私はとても細かく注意深いのです。皆からは女性特有の細かさを発揮していると言われます。もちろん女性であることが仕事に影響している面もあります。母親であり女性なので何もごとにも注意深く取り組んでいます。育てた作物を喜んで買ってくれる妊婦やお年寄りを見ると幸せな気分になります。この喜びは金銭的な儲けに勝るものです。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:清川智美 )
( 記事ID:19532 )